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わが社の夏の超繁忙期が、やっとピークを越した。
おまけに、さしもの長梅雨もゴールが見えてきたようで、職場ではお盆休みはどうするかとか和やかな話題が上がるようになってきた。
私が所属するチームは25歳独身の元気な女の子を除いて、全員主婦である。
中には三世帯同居、長男の嫁という肩書きの人がいて、お盆にはどっと帰省してくる親族のお世話におおわらわで、「仕事のほうがよほど楽」と仰る。
それもそのはず、朝昼晩の三食の用意と後片付け、お風呂周りの世話にお布団の上げ下げ等々が、長男の嫁の薄い肩に一気にのしかかるという。
お盆であろうがなんであろうが、気楽な生活をしている私なんぞには、とても真似できそうもない。
しかしながら、去年のお盆の夕暮れ時に、我が家の近くにある墓地へご家族おそろいでお参りしていらっしゃる情景を目にした時は、心底羨ましいと思った。

おじいちゃん、おばあちゃんが孫の手を引いて先頭をのんびり歩き、その後を若夫婦が墓前に供えるお花を手にゆっくりついていく。
蜩が「カナカナ」と鳴き、芙蓉が「涼」を運んできた風に揺れている。
おじいちゃんが笑っていらっしゃるところをみると、お孫さんは無邪気なことを言ったのだろうか。
こちらからは、おばあちゃんの後姿しか見えないが、彼女はきっと優しく微笑んでいらっしゃるにちがいない。
長い間のご苦労はこの一時で報われるかと思われるほど、老夫婦は暖かで満ち足りているようにお見受けした。

「今は大変でも、穏やかな老後が待ってるやん?」
去年のお盆の情景を思い出して、私がそう言うと
「それはそうかもしんねぇけんどよぉ、嫁だってちょっとはゆっくりしたいべぇ」
そりゃそうだ。
何十年先の安泰を築くための毎日も大切だが、目の前に迫っている「お盆戦線」に立ち向かうお嫁さんは英気を養う必要がある。
英気が養えるかどうかは怪しいものだが、今週の土曜日、我が家で「飲み会」をすることになった。

ワイワイと大勢で食事をするのは大好きだが、日ごろから職場では「美味しいもの大好き!」で名を売っている私。
しかも「食いだおれ大阪」の出身であるから、プライドもあれば意地もある。
わざわざお運びいただいた職場の仲間に「あら、美味しいね、これ!」と言わせなきゃ、格好がつかない。
職場では土曜日の「飲み会」を単に楽しみにしていると涼しい顔をしているが、その実、愛読書である「四季の味」のバックナンバーから今期号まで全部引っ張り出し、レシピを読み漁っては献立を練っている。
さぼってばかりのお掃除もしなくては!
さてさて、土曜日はどうなることやら

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【2006/07/27 23:21】 | 未分類 トラックバック(0) |
先週から、もうあらかた一週間近く雨が降り続いている。
山陰・北陸の大雨被害に遭われた方を思えば、これっきしの雨で愚痴をこぼしては申し訳なく思うが、こう毎日じとじと降られては、身体の端から腐ってきそうな心持がする。
昨日今日あたり、梅雨寒というのか、外は少しばかり肌寒い。
夏風邪でもひいてはかなわないと、慌てて窓を閉めれば、たちまち家の中は蒸してきて、どうにも始末におえない。

始末におえないといえば、この時期の洗濯物。
乾燥機なんて気の利いたものが無い我が家では、まことに主婦泣かせの代物なのである。
おまけに我が家の息子どもは、雨が続こうがお構いなしにどっさりと汚れ物を提供してくる。
高校一年の次男は、部活でじっとりと汗を吸い込んだジャージーを手に、
「おかん、明日の部活で使うから、洗濯しといてな」と言い放つ。
今時のジャージーだから、脱水して一晩でも部屋干しすれば乾くけれど、窓際のみならず、居間にまでずらりと洗濯物を干す始末。
居酒屋の暖簾じゃあるまいし、洗濯物をかき分けて、食卓の準備をするのでは絵にもならない。
ぶつぶつ言いながら、ふと思う。
後数年もしたら、こんな難儀も懐かしく思い出すことになるのだろうか。

「うちなんて、息子たちが結婚して夫婦二人きりでしょ?洗濯なんて週に一度か二度よ」と友人が言う。
羨ましいような、それでいてちょっと寂しく聞こえるのはどうしてだろう。

今宵の天気予報。
今週はずらりと傘が並んでいる。
あー、洗ったシーツを物干し竿にパーっと広げて、両手の平でパンパンと叩いて、お日様にあててやるのはいつの日か。
すっとするだろうなぁ。
仕事と洗濯物の世話に追われて、すっかり荒れてしまった我が家の庭だが、紫陽花だけはこんなに綺麗。
ちょっとだけ、自慢です。


ajisai


FC2blog テーマ:エッセイ - ジャンル:小説・文学

【2006/07/19 00:09】 | 未分類 トラックバック(0) |
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