上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

一昨日雪が降った。
東北の春は行きつ戻りつして、もったいぶるから憎らしい。
長男のサクラは散ったが、今夜もう一つのサクラも散った。
次男が失恋したのである。

バレンタインデーに、次男は思いを寄せる女の子からチョコレートをもらった。
傍目から見ると、それは明らかに義理チョコだったが、彼には手作りチョコに匹敵したようであった。
ホワイトデーに胸の内を明かすと決意した彼は、彼女に送るチーズケーキと焼いた。
次男はこまめな性質(たち)で、クッキーやホットケーキを焼いたりするが、チーズケーキは初めての挑戦である。
ホワイトデーって女の子の気持ちを受け止める日ではなかったの?と思ったが、世の中は多様化しているからなぁ。
次男はチーズケーキの出来具合を長男と私に試食させてから、100均で手に入れたとはいえ、可愛らしいラッピングを施していた。
「明日(ホワイトデーのこと)の夜、俺のテンション低かったら、なにも訊かんといてな」
決死の覚悟が感じられる、次男の一言であった。

長男の「サクラチル」事件を前にしては、すっかり影が薄くなった次男の恋の行方。
テンションが低いのは、兄を気遣ってなのか、はたまたそうではないのか判別がつかない。
ホワイトデーなんてすっかり忘れ去られた今日になって、次男の機嫌を伺い、そっと訊いてみた。
「で、どうやった?」
「お友達でいましょう、やって」
ああ、失恋の常套句。


「今日の本」を書くのをずっと忘れていました。
ただいま、内田百の「御馳走帳」を読んでいます。
ものすごく面白い。我が家の現状では不謹慎ですから、布団に入ってこっそりワハハと笑っています。



スポンサーサイト

【2008/03/30 20:36】 | 未分類 トラックバック(0) |

No title
あやこ3
 次男さん、残念でしたねー・・・。
親の方が、せつないですねぇ・・・。
(全く関係のない私もグッと胸がつまります。)

・・・でも最後の方でさりげに ‘「今日の本」を書くのずっと忘れてました’ とあり、思わず噴出してしまいました。・・・私も、そうだろうなぁーと暫らく思ってましたから(笑)





No title
senju
あやこ3さん、こんばんは。
次男には辛い経験だったでしょうが、恋の悩みにとんと御無沙汰の私には少しばかり羨ましかったりします。
ところで、あやこ3さんお勧めの本を教えていただけないでしょうか。
どうも私は自分の好みに偏りすぎているような気がするのです。


No title
あやこ3
こんばんは!
 お勧めの本・・・ですかぁー・・・。
いまいち、senjuさんの好みが不明です(笑)

 以前も、自分のブログに書いたんですが、確かに私は本が大好きで、1ヶ月にモノにもよりますが平均10冊から15冊位は読んでます。
 が、それでも街の図書館に行き、おびただしい数の本の前では、あきらかに大河の一滴くらいの本しか読んでないと自覚しますし当然、私も偏ってます。
 その数少ない中でのお勧めとなると、senjuさんの好みのジャンルのものが、あるかどうか?ですねぇ・・・。
 今まで拝見して、同じ本を私も読んだ!というのはないですねぇ(笑)
たぶん、全く違う傾向の本を読んでると思います。

 どんなのが、お好きですか?
雰囲気が判れば、自分がこれまで読んだ中からコレなら!というのをお勧め出来るかもしれません。

 いずれにしろ、本ってホントいいですね!

 全く関係ないですが、senjuさんのお母様、楽しい方ですね!

No title
senju
あやこ3さん、こんばんは。
ご丁寧にありがとうございます。
仕事を持つ主婦の、月に10~15冊の読書量はすごいですね。見習いたいものです。
私の好みは、うーん自分でもよくわかっていないかも(笑)
若いころの好みを思い出すと、ずいぶんと変わってきました。
近頃は、特別奇抜なことなどなくて、ごく平凡な生活を舞台に展開される小説が好きです。でも、久世さんも好きだしなぁ。うまく言えませんが、きれいな日本語で書かれた小説といったところでしょうか。
母は、商売柄だけでなく、根っから人を笑わせるのが好きでした。
明日は母の13回忌。あやこ3さんのメッセージを報告しておきます。

No title
あやこ3
 ・・・うーん。
・・・ごく平凡な生活を舞台に展開・・・。
さっき自分の本棚を見渡してみて、やっぱりsenju さんのお好みに合うモノはなさそうですねぇ・・・。
久世さんも、もちろん読んだ事ないです(笑)・・・って言うより、この方って本、出されてたんですか?!・・・の世界です(笑)
 でも、小川洋子さんなんかいいんでは?と、チラッと思いました。
この先も続けて手当たり次第読んでいくと思いますので、senjuさんがお気に召すようなのに当たりましたら、報告いたしますネ!

 お母様、亡くなられてそんなに月日が経たれるんですか・・・。
若くして亡くなられたんですねぇ・・・。
 さぞ、お力を落とされ、お寂しかった事と思います。

 




No title
senju
あやこ3さん、こんばんは。
おすすめの本なんて訊いたばっかりに、あやこ3さんを悩ませたようで申し訳ありません。と言いつつも、面白い本を教えてもらえるのを楽しみにしています。
母は享年66歳でした。「85歳で曲師をしている人がいる。私はまだまだ若い方や」と言っていましたから、無念だったろうと思います。




コメントを閉じる▲
実はこのところ、ホームシックにかかっている。
雪がとけて、東北はこれから良い季節を迎えるのだが、どうも大阪が恋しくてならない。
たまに観る、NHKの連続テレビドラマ「ちりとてちん」が原因かもしれない。
というのも、ドラマは上方の噺家が舞台になっており、大阪芸人の家で育った私には懐かしいやりとりがいっぱいでてくるからである。
大きな志をもって東北に来たつもりなのだが、7年目に入ってもまったく成果はあがらず。
今なら、まだ大阪でやり直せる。長男に「ここで負けたらあかん」と檄をとばしたが、自分のことはきっちり棚に上げる。来春、次男は大学受験なのだが、関西圏の大学を受けるようにそそのかそうか。
親の勝手は重々承知の上、そんな考えを鬱々と巡らせている矢先、一昨日の夜、息子たちが二人とも家を留守にした。
近い将来、私はここで独居老人になるのか?そう思うと、とんでもなく不安になってきた。
大阪なら、たとえ一人暮らしになっても友人知人はたくさんいる。
だいいち、大阪は町全体が騒々しくておせっかいで、パワフルだ。
「毎度、今日はええ干物入ってるで」
「ちょっと、まけてぇな」
「そんなことしたら、こっちが干物になるがな」
市場でのこんなやりとりがどれほど面白いことか。
プロ野球が始まっては、甲子園に行きたくて行きたくて仕方ない。

このあたりでは、余所から来た人のことを「旅の人」と呼ぶ。
よそ者はいつかないから、そう呼ぶようになったのか。
きれいな言葉なだけに、切なくて悲しい。
さんざんお世話になった地元の人たちから、「やっぱり旅の人だべ」と思われるだろう。
私はとんだ不知恩の輩だと申し訳なく思うが、それでも大阪が恋しい。



【2008/03/25 22:54】 | 未分類 トラックバック(0) |
大学院の結果発表のあった夜は、家族総出で落ち込んだ。
職場で今か今かと待っていた長男からの電話は、「あかんかったわ」
声の様子から、かなり凹んでいると察せられ、お正月以来買うことのなかった「ザ・プレミアム」ビールを買い込んで足早に家路についた。
家に着くと、息子二人が暗い顔をして炬燵で丸くなっている。
ええい、落ち込んでも仕方ない、とにかく飲もう!
お酒が好きな長男は、ビールの力を借りて、重い口を少しずつ緩めてぽつりと言った。
「絶対受かってると思ってた。悔しくてたまらんわ」
私だってそう思っていた。
自信がなければ、ブログに受験のことなんか書かない。
試験に落ちました、なんて書くはずないと思っていたからこそできた芸当なのである。
引っ越しのことやら、自炊の心配から肩すかしをくって、もうあとは何もすることがないような気がしてきた。
あかん、ここで引いてはいけない。
ここで引いたら、後で後悔する。しんどくても、ここで踏ん張れば、いつか必ず「あのときは大変やったなぁ」と笑える日がくる。
親らしく毅然とした態度でそう言うと、長男は「俺は引く気なんか全然ないで」と頼もしい。

「おかん、柄に合うてへんで」と次男がきついツッコミを入れる。
「たまには、ええカッコさせてぇや~」
凹んでいた長男にも笑顔が戻ってきた。
息子たちが元気に笑っている、母親としてこれほど嬉しいことはない。
「カメはもう少し不眠不休を続けるから、飯だけは食わせてな」
長男からの申し出に、携帯代と定期代は自分で稼ぐようにと条件をだし、明日からの健闘を祈念して杯を重ねたのでした。



【2008/03/21 22:25】 | 未分類 トラックバック(0) |

No title
あやこ3
 まぁー!・・・残念でしたねぇー・・・。
・・・でも落っこちてしまった事より、それを当人がどのように受け取っていくのかが心配なのが母ですよね。
でも、息子さんなら何とか乗り越えられそうですね。
また、新たな気持ちで進んで下さい。

 でも、受かったと思われたという事はベストを尽くされたという事です。
精一杯頑張られたんですね!やっぱり偉いです。




No title
ゆう
こんばんは。

息子さん、残念でしたね・・・。
でも、素敵なお母様に見守られて、息子さんは幸せだな~と思いました。会話を読んでいて、ホロッときました。

No title
senju
あやこ3さん、こんばんは。
長男の頑張りようは、なかなかのものでした(親のひいき目かもしれませんが)
から、余計に残念でした。でも、結果は結果。彼も真摯に受け止めて、がんばるぞ!と言っておりました。そのわりには、今夜は飲み会なのだそう。
ま、卒業式までは大目にみるとしますか。


No title
senju
ゆうさん、こんばんは。
素敵なお母様って、ひょっとして私のことですか?
いやいや、とんでもありません。ベタな大阪のオカンです。
結果は残念でしたが、これをマイナスにするかプラスにするかは本人次第。
若いということは大きな才能ですから。勝ち組、負け組と言う言葉は嫌いですが、あえて言うならば、負けない組でいきたいと思います。


コメントを閉じる▲
「山と本とパンが好き!」の作者であるあやこ3さんから、昨日のブログに載せたみかんの写真に爆笑しましたとのコメントを頂いた。
知らぬこととはいえ、ご近所の方も呆れていらしただろうか、いや、「大阪には、怪しいまじないがある」と思われたかもしれない。
日が長くなったおかげで、定時で仕事を終えると明るいうちに家に着く。
さっそく、みかんを外そうと合歓の木に向かうと、みかんがいくつか食べられていた。
ちょっとホラー風に表現すると、ざっくりとえぐり取られたような食べ方だった。

夕食のカレーを息子たちと頬張りながら、みかんの話題に花がさいた。
息子たちは、食べたのはカラスにちがいないと言う。
私もそう思ったが、念のため、今日は休みだった次男に、小鳥の鳴き声が聞こえなかったかと訊いてみた。
そんな可愛らしい音はちっとも聞こえてこなかったという。やっぱり……。
カラスにしたって、突然出現したみかんにびっくりしたことだろう。

カースケ「おい、見ろよ!あそこの、ほら、大阪もんの家、合歓の木にみかんをぶら下げてるぜ」
くろべぇ「ああ、知ってる。昨日、あそこのオバサンが積った雪を足場にして、みかんをさしていたのを見てたからな」
カースケ「さっそく、いただくか」
ブラック「私は遠慮しておく」
くろべぇ「喰わないのか、ブラック」
ブラック「私は屋久島のオーガニックたんかんなら頂くが、温州みかんは口にあわない」
カースケ「へ、ブラック様はグルメときたか」
くろべぇ「しかし、なんだな、あんなにいくつも枝にさしているところをみると、なにかありそうだな」
カースケ「メタなんとかいう農薬付きはごめんだぜ」
ブラック「いや、私もオバサンがみかんをさしているのを見たが、♪春よ来い、小鳥よ来い♪なんて替え歌を歌っていて、かなり能天気そうだった」
くろべぇ「みかんは、小鳥がお目当てってことか」
カースケ「へぇ、信じられねぇな。皮つき丸ごとのみかんを小鳥が食べるとでも思っているのかな」
ブラック「口に合わないが、オバサンをがっかりさせるにはしのびない。どれ、ひとっとび!」
カースケ・くろべぇ「結局、食べるんかい!」

なんて会話をカラスたちがしただろうか。



【2008/03/17 22:13】 | 未分類 トラックバック(0) |

No title
あやこ3
 えーっ!外してしまわれたんですか?みかん・・・。
爆笑した後に、しみじみ思いました。
たぶんsenjuさん、あの状態に、みかんを挿すのは結構骨が折れたんでは?と。
せっかくなら皮だけ剥けば、小鳥が寄って来る気がしたんですが・・・。

 あと、もしかして、犯人はヒヨ鳥ではないでしょうか?
ウチでは、道路のゴミ袋をあさっているカラスは結構見ますが、庭に入っているのは見た事ないです。
 そのかわり、ヒヨ鳥がよくやって来て、みかん(半分に割ったもの!笑)つついてます。
もちろん、メジロも常連です。





No title
senju
あやこ3さん、こんばんは。
いえ、みかんはそのまま放置しておきました。
今日、家に帰って見てみると、みかんはすべてなくなっていました。
いったい誰(?)が食べたのか、現場を目撃せずじまい。
カラスかひよ鳥か、知りたかったなぁ。



コメントを閉じる▲
休日は、すっかり春めいたお天気に恵まれた。
南側の窓を開けると、標高2000mを超す吾妻連峰がとてもきれいだ。
冬場は厳しい表情を見せる山々も、今日は霞がかかってのんびりしている。
こんな日は、思いっきり掃除をするに限る。
お気に入りのPanic at the discoをかけ、ひっつめ髪にして割烹着を着る。
アンバランスな気もするが、これが私の掃除スタイルなのだ。

080316a



吾妻には、一度だけ登ったことがある。
登りの途中まではロープウェイとリフトを乗り繋いで行ったから良かったものの、帰りが大変。
普段の運動不足がたたったか、膝がガクガクしだしたかと思ったら、一歩踏み出すのも痛くてたまらなくなってきた。とうとう連れて行ってくれた知人の手を借り、後ろ向きになって下山したのだった。

掃除機をかけ終えて、ふと私のブログにリンクを貼らせてもらっている方、あやこ3さんのお話を思い出した。
たしか、お庭にある花梨の枝にみかんをさすと、メジロがやってきたと書いておられたはず。
読ませてもらった時、とても羨ましくて、春になったら私もやってみようと思っていたのだ。
縁側に積もった雪の山を踏み越えて、物置小屋の脇にある合歓の木にみかんをさした。
あやこ3さんのお宅では、すぐにメジロがやってきたとのこと。
うちはどんな小鳥が来てくれるのか、もう気が気でない。
廊下の雑巾がけもそっちのけで窓に忍び寄り、息をひそめて合歓の木を見つめること30分。
みかんには何の変化も起こらなかった。

夜になって、あやこ3さんのブログを拝見した。
あやこ3さんは、みかんを半分にして枝に挿したと書かれてある。
しまった!みかんを丸のまま挿してしまった!

明日の朝、カラスがいっぱいいたらどうしよう……・。

080316b





【2008/03/16 22:03】 | 未分類 トラックバック(0) |

No title
あやこ3
・・・このみかんは、いくら何でも面白すぎです(爆笑)

No title
senju
あやこ3さん、こんにちは。
いやはや、お恥ずかしい限りです。
これでは、小鳥どころかカラスだって呆れていたことでしょうね。
今朝、おそるおそるみかんを見ると、そのままの形で合歓木にぶらさがっていました。


コメントを閉じる▲
長男の試験が終わった日の夜は、家族全員が開放感に満たされて大いに飲んだ。
が、翌日からがどうもいけない。
いまさらどうしようもないと分っていても、合格発表までの時間がやたら長く落ち着かないのである。
待つということは、なかなか骨が折れる。せっかちな大阪人である私は、さっさと白黒はっきりつけて欲しくてたまらないのだ。
合格したら、アパートを借りなければいけないし、引っ越しの手筈も整えなくてはいけない。
布団はどうする?電子レンジと炊飯器はすぐにでも必要だしと考えるのだが、発表の結果一つで不要になる。
たしか、久世光彦氏が書いておられたと思うが、「我慢」と「辛抱」では時間の長さが違うと。
久世氏の説からすれば、たかだか一週間やそこらで辛抱とは言い難いかもしれないが、十分に濃度は高いのである。

軒先や側溝からは、2月中旬からの大雪で積りに積った雪の溶ける音が忙しく聞こえてくる。
雪解けの音を聞きながら、私は合格発表を待つ。
合格したら、とんでもなく忙しくなることと、一抹の寂しさを感じるだろうなぁと思いつつ。

【2008/03/12 23:58】 | 未分類 トラックバック(0) |

No title
あやこ3
 努力が報われるといいですねぇ!
息子さんにとって、一番良い道が開かれますように、お祈りしています。



No title
senju
あやこ3さん、こんばんは。
ありがとうございます。暖かい励ましに心強さを感じます。
長男は引っ越し代を稼ぐといって、毎日バイトに精を出していますが、どうやらじっとしていられない様子。
まな板の上の鯉です。


No title
あやこ3
 息子さんも偉いですが、お母さんのsenjuさんも偉いです。
お一人で子供さん、お二人大きくされることが、どんなに大変か・・・。
しかも大学院まで進学させられるとは・・・。
並大抵のことではありません。

 応援してますよ!心穏やかに待たれますように・・・。



No title
senju
あやこ3さん、過分のお言葉恐れ入ります。
保険の宣伝ではありませんが、決して女手一つでなんて思っておりません。
友人知人にどれだけ励まされ、助けられたことか。
母子家庭に許された福祉制度は遠慮なく使わせてもらい、甲斐性のない分はせこーくチマチマとやってきました。私自身、母子家庭で育ちましたから、あまり違和感がなかったのかもしれません。でも、息子たちは難儀しただろうなと申し訳なくおもっています。
ご夫婦お揃いでも、長い結婚生活の間には大変なことがたくさんあるでしょう。
立場はちがっても、人生には「おまけ」も「おつり」もないのだなぁと実感しています。



コメントを閉じる▲
またもや、ブログをとことんサボってしまった。
忙しい忙しいと言うわりには、しっかりビールを飲む時間は作っているし、親友と長電話だってしている。要するに、気合いが足りないのだと反省する。

長男が大学院の受験のため、今朝早くに家を出た。
試験は明日なのだが、遠距離のためホテルを予約しておいたのだ。
受ける大学は、長男にとってハードルが高い。
一カ月前から、彼は大好きなウィスキーを断ち、朝早くから夜遅くまで大学の図書館に通い詰めていた。内部学生は実力がうんと上のうさぎで、おまけにスタートラインからして有利なところにいると長男は言う。
「だからな、カメは不眠不休で走らんとあかん」のだそうだ。
カメも辛いと思うけれど、観戦しているギャラリーも楽ではない。
毎朝大きなおにぎりを三つ持たせ、夜は夜で毎夜10時半から晩ご飯を作りなおしてきたのである。
合格した暁には、ちょっとは労をねぎらってもらってもバチは当たらんよなと思っていた。

今夜9時過ぎ、長男から夕食を済ませたから早めに休むと電話があった。
ホテルの部屋は乾燥するから、喉に気をつけるようにとか、フロントにモーニングコールをお願いしろとか口うるさく言うと、長男はうんうんと短く返事をした後に「おかん、いろいろありがとうな」と言った。
こう素直に感謝されると、嬉しい反面なんだか気恥しい。
ねぎらって欲しかったはずのおにぎりも晩ご飯も、大したことがないように思われてきた。
明日の夜は「お疲れさん会」と称して、長男の好物のトンカツに角瓶をつけてやろうかなぁ。

はい、筋金入りの親バカです。


【2008/03/09 22:43】 | 未分類 トラックバック(0) |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。