上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

辰巳浜子さんの書かれた「料理歳時記」に、すっかりはまっている。
職場のお昼休みに読むと、今夜はもっと手をかけてお料理をしようと決心する。
――でもなぁ、胡麻和えのごまはすり鉢で擦るのが良いと言われても、擦っているうちにお腹をすかせた息子たちが帰ってくるしなぁ
現実を前にすると、固かったはずの決心はいとも簡単に崩れていくのだった。
ならば、休日に挑戦してみてはどうか。
一番試してみたいのが、なずなの花の辛子和え。
なずなの花、つまりぺんぺん草である。
なずなはお浸しやお汁の実にして美味しいことは知っているが、花は食べたことがない。
さびれた風景を表すのに使われるぺんぺん草、たとえば、「あそこの家は、長いこと誰も住んでへんのと違う?ぺんぺん草が生えてたで」といった使い方をする(大阪だけかな)。
同じぺんぺん草でも、辰巳浜子さんの手にかかるとこうなる。
『細かい粟粒のような花芽をつまみ、塩湯で茹で、水にさらして辛子和えにします。茎のみどり、真白い粒々の花、ひと箸口の中に入れると、口中にひろがるなずなの香り、私の大自慢の春菜の演出です』(中公文庫 辰巳浜子著 「料理歳時記」より)
おかげで、今まで見向きもしなかったぺんぺん草を、どこかに咲いてはいないかと血眼になって探している。
どのページにも見習いたいことが満載であるが、その中の一つ、ご近所へおすそわけするときの心配りには大層感心した。
『ほどよい大きさの胡瓜に、紫紺色の茄子、紅色の茗荷の子、どじょういんげんなどを取り混ぜ、桔梗に女郎花を添えて、露の干ぬ間にご近所にお配りするのも楽しいものです』 (同書)
……おすそ分けをスーパーの袋に入れて持っていくのはやめよう。
ほどなく、山菜の時期を迎える。
心待ちにしてくれている大阪京都の友人に山菜を送るとき、辰巳先生の真似をしたでしょうとからかわれてもいいから、水仙の一輪でも添えようかな。




スポンサーサイト

【2008/04/17 23:10】 | 未分類 トラックバック(0) |

はじめまして
maki
初めまして!
「おめさ」で検索してやってきました。
出身は京都です。
すり鉢でゴマをする・・・全然香りが違うのと
やってみると、そう面倒でも無いのでお薦めです^-^
ただ、我が家はすり鉢を落っことして割ってしまい、
一時的にごますり器を使用中です^^;

NoTitle
senju
はじめまして、makiさん。
ようこそおいでくださいました。
また、4月にコメントを頂戴していましたのに、お返事が遅くなって申し訳ありません。
今日は仕事が休みでしたので、山で採ってきた「こごみ」を胡桃和えにすべく、地元の胡桃をすり鉢で擦りました。
やはり違いますね、ちょっとお料理が上手になったようで嬉しくなります。
また、どうぞ遊びにいらしてください。


山菜とはお洒落ですね~
maki
胡桃和えは美味しいですよね^-^
自分ではなかなか・・・
実家に帰ると、義母がお素麺のタレに入れてくれますが
大好きです。

NoTitle
senju
makiさん、こんばんは。
お素麺のつゆに胡桃を入れるのですか?
胡桃がまだ残っているので、試してみますね。
美味しいだろうなぁ~息子たちが胡桃を狙っているので、早めにチャレンジしなくては!

コメントを閉じる▲
時々、自分のブログを読み返してみることがある。
たいていは、書くネタにつまったときやテンションが低いときだが、なかなか面白いやんと自画自賛するモノもあれば、穴があったら入りたいくらいお恥ずかしいのもある。
ひところよりは下火になったとはいえ、事務的な記録として役立つ場合もあって、いつの間にかブログは私の生活に根付いているようだ。
たとえば今のパソコン。買い換えてから一年以上経つのだと、ブログを読み返していて気が付いた。
長男から私のパソコンは「インターネットのできるワープロ程度の使い方」と言われたが、今でも大して成長していないことを改めて実感する。
先代のパソコンは、今も元気に次男の部屋で活躍している。
いや、元気じゃないな。
液晶画面に小さな傷をつけてしまい、そこから腐食(?)が始まったモニターはかなり見辛い。ワインを飲みながらブログを書いているうちほろ酔いになり、キーボードにワインをこぼしてしまったこともあるから、満身創痍と言うべきか。
なんとも健気ではないか。
しかし、メモリーが小さいからすぐ固まってしまうと次男から陳情があった。
次男は高校3年生。高校生は贅沢せんでもよろしい、大学に入ったら新規購入の検討をしますと私は即座に却下した。
だが、次男はひるまない。
友達に「パソコンのOSは?」と訊かれて「ME」と答えたところ、居合わせた友達全員が固まったという。
おそるべし、ME。

さて「今日の本」
心待ちにしていた本が届きました。
辰巳浜子著 「料理歳時記」
お料理を学ぶだけでなく、たおやかな文章に魅せられます。


【2008/04/13 23:17】 | 未分類 トラックバック(0) |
昨日、Kさんが、じゃがいも、土の中で貯蔵されていたお葱と一緒に「くきたち」を持ってきてくださった。
「くきたち」はアブラナ科のお菜で、この辺りでは春を告げるお菜として人気が高い。
お浸しにしてよし、辛子和えにしてよし。ほろりとくる苦味と新鮮な野菜の持つ甘味があって、とても美味しくいただいた。

昨年の秋、うちはKさんからお米を分けてもらっている話を友人にしたところ、友人から「私も分けてもらいたい」との要望があった。
Kさんにお願いすると、「いいよ」と快諾してくださったので、調子にのって他の友人たちにも声をかけると「ぜひ!」という声がかえってきた。
この年ではたくさんは頂けない代わりに、美味しいお米が食べたいと友人たちは口を揃えて言う。
ならば、Kさん家のお米は太鼓判!と、私は頼まれもしないのに営業トークになっていた。
以来、リピーターも何件かあり、紹介者の私まで鼻が高い。

先日、その友人の一人から電話があった。
Kさんがお米と一緒に「くきたち」を送ってくださったことへのお礼であった。
「大阪のスーパーで見たことない珍しいお菜、すごーく美味しかったわ、Kさんとこの野菜って、味が濃いねんねぇ、滋養っていう言葉を思い出したわ」
くれぐれもKさんによろしくということだったので、Kさんにその旨を伝えると
「喜んでもらえて良かった」と喜んでくださった。
美味しいと言ってもらえることが、一番嬉しいし、励みになるともおっしゃっていた。


ニュースで農家の現状を観たり聞いたりすると、その厳しさには驚くばかり。
報道をそのまま鵜呑みにするわけではないが、それでも、このままでは日本から農家がなくなってしまうのではないかと不安になる。
カタカナ産のお米より、日本のお米が食べたい。
冷凍の野菜より、瑞々しい旬の野菜が食べたい。
日本の食糧事情は輸入に頼っていると承知しているし、一庶民の願いを叶えて欲しいと我儘をとおす訳ではないが、政争の具にすることなく日本の農家を元気にしてはもらえないだろうか。



【2008/04/06 22:05】 | 未分類 トラックバック(0) |

管理人のみ閲覧できます
-


コメントを閉じる▲
少々風はあったものの、今日はよく晴れた。
庭を覆いつくしていた雪もすっかり溶けたので、冬の間片づけていた物干し台をセットし、ずらりと洗濯物を干した。
うちの洗濯機は乾燥器付ではないから、冬の間、洗濯物はずっと部屋干し。
茶の間続きの6畳には、常に洗濯物がぶら下がっていた。鬱陶しいけれど、外にわんさと雪が積もっていては仕方ない。
春になって雪がなくなると、お日様の下で洗濯物を干せる、それがどれほど気持ちいいことか!
すっかり上機嫌になって台所に立つと、傷みかけたりんごが残っていることを思い出した。
―― りんごを木の枝に挿してみようかな
今度こそ、みかんを食べた鳥をたしかめたい。
犯人を確かめやすいよう、合歓の木ではなく、パソコンのある部屋から見えるところにある木(名前はわからない)の枝にりんごを挿した。

お昼ごはんのラーメンに使うスープを作るため、鶏ガラと生姜やお葱の青いところなどの香味野菜を寸胴鍋でコトコト煮込みながら、パソコンの前であちらこちらのサイトをのぞいていると……
き、来たぁ~!


080405b

赤い網のように見えるのは鳥を捕獲するための網ではなく、昨年、名前知らずの木に絡みつき、そのまま残骸となった胡瓜用のネットです。



CIMG6633.jpg


「山とパンと本が好き!」の作者、あやこ3さんがコメントに書いてくださったとおり、ヒヨ鳥ではないか!
嬉しいことに、彼(彼女かな)は周囲に警戒しながらも、りんごをつついている。鶏ガラでスープをとりながら、鳥を待ち焦がれているというのはなんだか心持が悪いような気がしないでもないけれど。

息をこらしてデジカメを向け、晴れて証拠写真とあいなった。


【2008/04/05 22:08】 | 未分類 トラックバック(0) |

NoTitle
あやこ3
 おはようございます。
ワァー!よかったですねぇ!
・・・でもヒヨ鳥が林檎を食べるなんて、少々驚きです。

 だいぶ前に図書館で借りた野鳥の本には、やはり鳥によって、好物が違うらしく、鳥の脂身とかも好きな小鳥(トモグイ?笑)がいるとかで、いつか余ってて憶えてたら、やってみようようと思ってます。

 最近、知り合いが「ウチはホオジロが来た!」っていうのを聞いて、ウチには来ないのでちょっと悔しかったです(笑)


NoTitle
senju
あやこ3さん、こんばんは。
やっと見つけました。このあと、2羽でやってきたりして、賑やかでした。すぐに名前がつきまして、「ヒヨちゃんが来た」と喜んでいます。ネーミングセンスは皆無ですけれど。


コメントを閉じる▲
今日から4月だというのに、まるで真冬を思わせるような寒さ。
吹雪とまではいかないが、今朝は強風にあおられた雪が舞っていた。
傘はちっとも役にたたず。会社に着くとファンデーションはすっかり洗い流されいて、心ならずもスッピンになっていた。

今日はエイプリルフール。
母が元気だったころ、この日は家族全員が、今年こそ母に騙されないぞと気を引き締めた。
というのも、母の嘘は毎年手が込んでいたからである。
ピカイチなのは、私がまだ心斎橋でOLをしていた時のこと。
そのころ、我が家にはアキという名の老犬がいた。アキの目はすでに霞がかかっていて、いつも玄関のカゴで丸くなっていた。
4月1日、仕事を終えて帰宅すると、カゴの中にアキがいない。
代わりに、古毛布で包まれたミカン箱くらい大きさの箱が置かれていた。
箱をしばってある紐は、両端のほつれが目立つ古い腰ひもだった。
「お母ちゃん、アキは!?」
私の声はきっと絶叫に近かったと思う。
「……もうすぐ保健所の人が来てくれはるねん」
「アキ、死んだん?!」
追っ付け帰ってきた姉も、ミカン箱を見て絶句。
その後に帰ってきた義兄も、「もう年やったからなぁ」とぼそりと呟いた。
いい若いものが三人、玄関でミカン箱をさすっていると、裏から「ワンワン」と犬の鳴き声がする。
あれほど今年こそは騙されないぞと心していたのに、姉夫婦と私はまたしても母にしてやられたのだった。

誤解されては困るので言っておくが、母は大の愛犬家だった。
家族の中でアキの世話を一番見ていたのは母だったし、アキも母が一番好きだったと思う。
あのミカン箱は母とアキのきつーい洒落だったに相違ない。

【2008/04/02 00:12】 | 未分類 トラックバック(0) |

No title
ゆう
こんにちは。
4月1日のエイプリルフール、すっかり忘れていました。残念です。(私の嘘はすぐバレルのですが・・・・)
お母様、凄いですね~。やはり相手を驚かすような嘘は、状況も整えておかなくてはいけないんですね。参考になりました。
アキちゃんは・・・以前登場した賢いワンちゃんですね。お母様と一緒に、家族のみんなを驚かせよ~と思ったけど、悲しんでいる様子を察知してワンワンと鳴いて知らせたんでしょうね。

No title
senju
ゆうさん、こんばんは。
エイプリルフールだけでなく、母は家族のイベントに笑いを用意してくれる人でした。我が家で行われた恒例の新年会では、おてもやんのお化粧を施してお酒をついでくれたり、三味線を弾いてくれたりしたものです。
アキが本当に(?)死んだとき、保健所の人がアキを連れていくと、「アキがいってしまった」と母は泣き崩れていました。
可愛がるばかりで、アキの面倒な世話は母にまかせっぱなしの姉や私には及びもつかない嘆きようでした。


コメントを閉じる▲
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。