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今朝の最低気温は4℃。
かつて長男の部屋であったところにパソコンを置いているが、相も変わらずがらんとしたままの板張りで寒いから、とうとう石油ストーブをだした。
ひざかけ毛布をぐるりと腰に巻いて、パソコンに向かっていると、次男がアルミ箔に包んださつま芋を持ってきて、ストーブの上に置いた。
ストーブ焼き芋は息子たちが小さい頃から続いている、我が家の冬のおやつの定番である。
スナック菓子よりもずっと体に良いし、手がかからなくて嬉しい。
石焼き芋とまではいかないが、結構ほくほくと仕上がって、息子たちはバターをつけたり、シンプルにお塩をふって食べたりしている。

年明けに大学受験を控えている次男に、本当なら夜食の一つも作ってやらなければいけないのだが、片付いた台所に立つのはちと億劫である。
それを次男の方からもってきたのだから、「こんな遅くにお芋を食べたら、胸がやけるよ」と一応注意はするものの、本音はありがたい。
お芋をもってきたついでに、次男は冷えた指先と腰をストーブで温めている。
(次男の部屋は足の踏み場がないほど散らかっていて、ストーブを置くのは危険なのだ)
温めながら、次男がふと「この部屋、俺の机がはいるスペースは十分にあるなぁ」と呟いた。
おお、それは、グッドアイディア!
次男の机と私の机を並べて、彼は勉強、私はブログとなれば、冬中、夜はストーブ一台ですむではないか!
地球環境的にも経済的にも、非常によろしい。
うれしくなった私は「どうする?今すぐ、移動する?夜遅いから、明日にする?」
「……やっぱり、やめとくわ」
なにが悲しくて、おかんと机を並べなあかんねんとでも思ったのだろう。

俺が風呂に入っている間、お芋の面倒をみといてやと釘をさされ、
あちちと言いながら、お芋をひっくり返す。
それにしても、大きなお芋だ。
「こんな大きいのに、食べられるの?」とお風呂場に向かって大声で叫ぶと、
「おかんが買うてきたお芋やんか!」

やれやれの今宵であった。
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【2008/10/30 23:19】 | 未分類 トラックバック(0) |
ここ2.3日、ブログの更新が順調である。
この調子でいきたいと思っているのだが、水曜日の夜あたりはそろそろ仕事と家事の疲れがでてきて、かるーくビールでも飲んで寝ようかなぁと挫折しそうになる。
ここでめげてはいけない、苦し紛れに、FC2から出されているテーマ、「この秋、お鍋はもう食べましたか?」を頂戴することにした。

お鍋は大好きで、冬はもちろんのこと、夏でも汗をかきながら食べる。
我が家の夏のお鍋の定番は、
1.牛肉を同量のお酒とお醤油に浸し、その中にう-んとにんにくと黒コショウを入れる
2.イチョウ切りにしたたっぷりの大根を土鍋に入れ、ヒタヒタの水を張る
3.2に1の牛肉を入れて煮る
口の中がひーっとなるくらい黒コショウをいれるのが我が家流。にんにくがいかにも夏向きで息子たちの評判もよい。
しかし、一番好きなお鍋は魚ちりである。
夏の「鱧しゃぶ」冬の「てっちり」が最高だと思っているが、友人の中には「クエしゃぶ」が一番という者もいる。
「蟹すき」や「蟹しゃぶ」もいいけれど、若い頃よりも蟹は食べられなくなった。
食べているうちに、だんだんと口が飽きてしまうようになったからだ。
魚ちりは魚の身より、アラの方が断然美味しいと思う。
アラにくっついた身をお箸でしごきとって食べ、どうかすると、骨の髄までちゅーちゅーと吸いつくす。
合間に熱燗を一杯、これぞお鍋の醍醐味ではあるまいか。

またまた、母の話で恐縮だが、母から聞いた、大勢でお鍋をいただくときの教訓(?)をひとつ。
お鍋を囲む席では、必ずお鍋を仕切りたい人がいる。いわゆる、鍋奉行だが、白菜ひとつ、お豆腐ひとつ入れるタイミングまで何かと口やかましいから、場を取り持つ上でもお任せするのが良い。
魚ちりや蟹すきといったガラがでるお鍋では、自分の食べたガラはすべて手元のガラ入れに入れないこと。
ガラの量=魚や蟹を食べた量になるので、ガラ入れが満タンになっていたりすると、
「あ、この人、いっぱい食べたな」と悟られてしまう。
そこで、折をみて、ガラはそっと隣の人のガラ入れにも入れるようにする。
そうすると、手元のガラ入れはおとなしい量になったままなので、鍋奉行あたりから
「あれ?あまり食べてないやないの。もっと食べて」とすすめてくれたりして、周囲からは遠慮していると思われたまま存分にお鍋を堪能することができるという具合だ。

あとひと月もすれば、そろそろ忘年会のシーズン。
母の教訓を実行される場合、くれぐれも挙動不審にならぬようご注意ください。
目論見がばれたら、「せこーい」と言われるのは必至ですから。







【2008/10/29 23:10】 | 未分類 トラックバック(0) |


あやこ3
お母様の訓示・・・笑える!!!


senju
あやこ3さん、こんばんは。
なかなか面白い話でしょう?母は身振り手振りを交えて話してくれたので、私はお腹を抱えて笑ったものでした。
ちなみに、私は小心者なので、実際には試したことはありません。


ゆう
こんばんは。
スーパーで牛肉のおつとめ品を発見。
早速夕食にsenjuさん宅の定番鍋を作ってみました。
とても美味しかったですv-10ニンニクと黒胡椒がたっぷり入ってるからでしょうか?今でも体がポカポカしています。我が家の定番鍋に追加させていただきました。
今日は、麺もご飯もなかったので(買い忘れていました)鍋の〆を楽しむことができなかったのが心残りです。


senju
ゆうさん、こんばんは。
牛肉と大根のお鍋は、そのまま「牛肉と大根のお鍋」と呼んでいるのですが、もう20年以上前に料理本で知ったのです。たしか、韓国へ留学されていた方が紹介されていたように記憶していますが、記憶力が低下しているので自信はありません。牛肉はおつとめ品で十分だと思います。
もうひとつ、我が家の定番は「豚肉とほうれん草」のお鍋。
肉食の長男でさえ、ほうれん草を一束ぺろりと食べてしまうほど、ほうれん草が美味しくなります。ちなみに、このお鍋の名前は「ポパイ鍋」です。


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今夜、とうとう我慢できずに炬燵をだした。
冷え性の私は、上着一枚羽織ればしのげる寒さであっても、足首から先が冷たくてかなわない。
夕ごはんの下準備をあらかた済ませて、そそくさと炬燵に入ると、じんわり足が温まって、うつらうつらしそうになる。
そろそろ塩鯖を焼かなくっちゃ、大根をおろさないとと思うのだが、炬燵の魅力は大きい。
首まで炬燵布団をかぶると、ぬるめのお湯に浸っているようで、なかなか抜け出せなくなる。
そういえば、長男は炬燵を買ったのかしら

長男が自立して、一か月余りが経った。
経済的にままならぬので、そうせざるを得ないのだろうが、まめに自炊をしているようである。
彼は肉食なので、きちんと野菜を摂るかどうか、私としては心配の一つだったのだが、あにはからんや、「三五八(さごはち)」床で胡瓜や大根を漬けているという。
三五八漬け(さごはちづけ)とは麹で漬けたお漬物のことで、漬床が塩、麹、米をそれぞれ3:5:8の割合いになっているところからその名前があるらしい。
糠漬けのような手間がかからず匂いもないため、気軽に美味しい浅漬けを作ることができ、私も大変に重宝している。
もちろん、塩や麹といった材料をそろえて床を作るわけではなく、このあたりでは調合されたものがスーパーで一袋300円前後で売られている。
しかし、まさか長男がお漬け物を漬けているとは、夢にも思わなかった。

仕事帰りのスーパーで、スーツ姿の男の人が一人で買い物をしている姿を目にすると、長男もこんな風に買い物をしているのかなと思う。
スーパーのかごを手に、野菜や魚を買い求め、レジでお金を払い、大きな背中を丸くしてスーパーの名が派手に書かれた袋に、教えられたとおり重いもの硬いものから順に詰めているのだろうか。
膨れ上がった袋を下げてスーパーから出ると、冷たい雨が降っていたりしたらどうだろう。
炬燵もない部屋では侘しくて、溜息をついたりしているのではないか。

そんな話を友人にすると、
「案ずることはないのと違う?一人で買い物しているとは限らんよ」
「へ?」
「湯豆腐を肴に一人でちびちび呑んでいるなんて、侘しい絵を想像しているようやけど」
「……」
「おしゃれなお家イタリアンに素敵な音楽、ワインで乾杯なんて絵もあり!」

便りのないのは良い便り。
そういえば、引っ越し当初より、長男からの電話もメールもうんと減ったことに気がついた。


【2008/10/28 22:07】 | 未分類 トラックバック(0) |
年のせいなのかもしれないが、ふと、昔の出来事を思い出すことが多くなった。
思い出せば、顔から火が出そうなくらいの失敗や、何気なく言った一言が人を傷つけてしまったという後悔や、あのときの喧嘩、もっと言い返せばよかったと地団太を踏む思いや、とにかく様々な思い出がなんの前触れもなく頭の中をよぎるのである。

今日、晩ご飯を作っていて、思い出したこと。
私がまだ心斎橋でOLをしていたころ、お正月ともなれば、毎年我が家で大新年会を催していた。
集まってくれるのはサーフィン仲間で、少ない年で7~8人、多い年で12人はいたから、家の2階にあった狭い6畳間は冬の最中でもむせ返るようになる。
お酒がすすむほどに、だんだんと騒がしくなり、カラオケが家にある時代ではなかったから、空になったビール瓶をマイクに見立て、デュエット曲から春歌まで歌い騒ぎ、大いに盛り上がったものだった。
大笑いしていると、階下で母が私を呼ぶ声がする。
どうしたのかと階段を下りていくと、母が眉をものすごく太く描き、頬を真赤に塗り、口紅をオバQのように引き、ご丁寧に大きな泣きぼくろまで描いて待っていた。
おてもんやんの顔をご想像いただきたい。
思わずぷっと吹き出すと、商売道具の三味線を持ち出して、皆さんの前で一曲披露させてもらうわと言う。

母が2階の6畳間に入るなり、どっと笑い声が上がったのは言うまでもない。
ちょっと粋な「さのさ」や、三味線で奏でる歌謡曲に、友人たちはやんやの喝采を送ってくれ、
母は上機嫌である。
「お母さん、まぁ一杯」と如才ない友達がビールをすすめると、「いやぁ、嬉しいわ、ここにぽとりとウィスキーを落としてもろたら、もっとええねんけど」と笑いをとる。
興に乗った母は、宮川左近ショー風(知らない方が多いと思うけれど)の三味線を披露し、宴会は最大の盛り上がりとなった。
「いやぁ、お母さん、ほんまによかったわ、今度、うちの会社の宴会に来てもらわれへんかな?ギャラは出しますから」
「水道代(のギャラ)で行きまっせ」

ふと、思うのである。
2階で娘が友人たちと大宴会をしている中、母は階下で一人テレビを観ながら、おせちの残りで晩酌をしていたのだ。
あまりに楽しそうな笑い声に誘われたのか、それもあったのだろうが、きっと娘の顔を立ててやりたいという親心と、もっと楽しませてあげたいという芸人の血が騒いだのではなかったろうか。

後年、母が横たわる棺を抱えてくれたのは、このときの宴会にいた律儀な友人たちだった。





【2008/10/26 21:19】 | 未分類 トラックバック(0) |


あやこ3
何だか、本当にステキなお母様ですねぇ!
とっても羨ましいです。
また、こんなに楽しいお母様も珍しいです。
心がジーンとしました。


senju
あやこ3さん、こんばんは。
母へのお言葉、ありがとうございます。
人を楽しませるのが好きな人でしたから、きっと喜んでいると思います。
私が子供のころは、女手で子供を育てるのが、今よりもずっと厳しかった時代でした。まだまだ母子家庭に対する偏見も強かったので、母はもっと思いっきり仕事がしたくてもできなかったのではないかと思います。でも、私自身、母子家庭で育ったことを引け目に感じたことは一度もありません。
母の強さを、今更にしてひしひしと感じます。
「焼き干し」は大活躍してくれています。さっそく、けんちん汁をつくったところ、大満足のお出汁でした。



maki
時々おじゃましてるmakiです
胸がじんとしました
映画「東京タワー」を思い出しました
樹木希林さん演じるお母さんのイメージに
重なりました
素敵なお母さんですね^-^



senju
makiさん、こんばんは。
過分のお言葉、恐れ入ります。
私は流行というか世事に疎いところがありますので、残念ながら「東京タワー」は観ていません。
でも、樹木希林さんは悠木千帆(漢字が間違っていたらごめんなさい)さんの頃からのファンです。
また、どうぞ遊びにきてくださいね。
お待ちしております。

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先週、十和田湖へ紅葉を愛でに行った帰りに「焼き干し」を買った。
十和田湖へ出かける前に、たまたま朝のNHKニュースで「焼き干し」を取り上げていたのを観たから、
ぜひ手に入れたいと思っていた。
「焼き干し」は青森県の平館というところで作られている。
新鮮な鰯の頭と内臓を一つ一つ手作業で除き、炭火で焼いた後、天日で干すという大変に手のかかったもので、とても良いお出汁がでるという。

我が家では、煮干しの類は普段のお味噌汁の出汁に使うことが多いが、高級な焼きアゴ(トビウオ)はとびきり美味しいお素麺が手に入ったときに使っている。
お吸い物は昆布と鰹の一番出汁、野菜をコトコト煮るときは鰹が強めのお出汁、決して贅沢な食生活はできないけれど、お出汁だけはきちんと取ると決めてきた。
主婦歴25年あまり、これだけは真面目に続けてきた台所仕事である。
同じ出汁を引くという作業をするならば、少しでも美味しいお出汁がでるものを使いたいと思うのは道理で、旅行へ出かけた先々でそれを探すのは楽しみの一つにさえなっている。

十和田湖へ一緒に紅葉を愛でた友人はかなりの食通だから、「焼き干し」の話をすると、案の定のってきた。
「私も買って帰る!」
しかしながら、山奥から海へ向かう時間はない。
そこで友人からの提案が。
「それほど美味しいものなら、大きなお土産屋さんにあるのでは?」

あった、あった!
平館産の「焼き干し」が!
買い求める手が一瞬ためらわれるお値段だったけれど、そりゃそうだ、とんでもなく手間暇かかっているのだからと納得する。
原材料を表示してあるラベルを読むと、「かたくちいわし」とだけしか書かれていない。
食塩も酸化防止剤もない。これは嬉しい。

手に入ったとなると、一刻も早く使いたくなるのが私の常で、まず最初に「焼き干し」を使って何を作ろうかと、帰り道あれやこれや考えていた。
「いや、これは本当にうま味たっぷりだわ!」
いきなりの声にびっくりすると、友人は待ち切れなかったのか、焼き干しをそのまま齧っていたのだった。



【2008/10/25 22:09】 | 未分類 トラックバック(0) |


あやこ3
こんばんは!
美味しそうなお料理が出来上がりそうですね!
・・・ほんとに最近は沢山食べられないから、余計に美味しいものを選びたいですね。








ゆう
こんばんは。
「焼き干し」・・・作り方を聞いただけで美味しそうですね。どんな風味のお出汁なんでしょう。私もご友人同様そのまま食べちゃうと思います。おつまみに良さそうな感じです。
アゴ出汁は全国でポピュラーなんでしょうか。(トビウオは南の魚のイメージが強いので)博多のお雑煮には欠かせないお出汁です。


senju
ゆうさん、こんばんは。
アゴのお出汁は九州でよく使われていると聞いていました。
メジャーかどうか定かではありませんが、焼きアゴは東京の築地と山形県の酒田で買ったことがあり、うちの近くのスーパーにも時々置いてあったりします。
仙台のお雑煮は、焼きハゼでお出汁をとると聞いています。
地方によって様々な出汁があるので、好奇心満載にして、これからも出かけたいなと思っています。


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年を重ねると、若いころには興味を示さなかったものに心惹かれるようになる。
紅葉狩りもその一つで、去年は日光、今年は十和田湖へ行ってきた。
十和田湖といえば、和井内貞行がヒメマスの養殖に成功したことと高村光太郎の乙女の像があるというくらいの乏しい知識しかない。
恥ずかしながら、地図をみて、十和田湖が秋田県と青森県の両県にまたがる湖であることを初めて知った。

十和田湖に着いたのは、お昼ごはんにちょうど良い時刻。
秋田県側の「ふるさとセンター」で比内地鶏の親子丼をいただきながら、友人と見どころ満載の十和田湖をどう攻略するか相談した。
相談といっても、友人は地理に長けて計画的に行動するから、私は一切合財お任せで、のんびりしたものである。
頼りになる友人は「休屋から子ノ口、馬門岩(まかどいわ)辺りまでシャトルバスに乗り、奥入瀬を観て歩いたあと、遊覧船で十和田湖を満喫してはどうか」という。
私に異論のあろうはずもない。
「よく知ってるね、何度も来てるの?」
「いや、はじめて」
忙しい人なのに、いつのまにそんなことまで勉強するのだろう。

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奥入瀬渓流は散策ガイドをみると、全長14kmあまり。
時間的体力的にみて、全部歩くことは到底不可能なので、シャトルバスを有効に使った。
残念ながら、紅葉はそれほどすすんでいなかったけれど、水と木々が織りなす美しい光景には幾度となく足を止めた。





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水と緑と土の匂いが、とても気持ちいい。
水の流れる音、小鳥のさえずりと虫の音が、10月半ばすぎとは思えないくらいの陽気に涼しさを添えてくれる。
願わくば、渓流脇の道路を走るバイクは爆音をたてるのをやめていただきたい。



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予定通り、子ノ口から遊覧船に乗って十和田湖を渡った。
奥入瀬より紅葉がすすんでいて、目を引く赤は紅葉かナナカマドか。






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十和田湖が湛える水量のせいか、はたまたその広さゆえか、とても優しい紅葉だった。
十和田湖の紅葉は、人の手が一切加えられていないという。
自然は偉大な芸術家ね、なーんて、ちょっと気取ったことを思ったりして。





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暮れなずむ十和田湖。
口数の多い私も、さすがにその美しさを前にしては言葉もない。
来てよかったね。
ほんとによかったね。
忙しい中、お膳だてしてくれた友人に心から感謝。
ありがとう。





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さて、今宵のお宿は友人が8月から予約してくれていた十和田ホテル。
こちらのホテルは秋田県側で、十和田湖畔の森の丘に佇む秋田杉の宿である。
客室全室から十和田湖が眺められるという。





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チェックインの際に、フロントで「カメムシが異常発生しているので、窓は開けないでください」との注意を受ける。
部屋に案内してくれた奇麗な女の子は、カメムシ退治用のガムテープを持参していた。
「カメムシが多い年は雪が多いのでしょう?」と言うと、
「さようでございます」と困ったように笑い、「このあたりは雪が多いので、冬は土日だけの営業となります」とのことだった。
雪の多い土地のご苦労は、少しは分かるつもりである。
気の良い友人もそのご苦労を思ってか、彼女と一緒にカメムシ退治をしていた。



翌朝もよく晴れて、気持ちの良いお天気。
「楽しい時間はあっと言う間にすぎるね、明日からまた仕事だわ」と言う私は
「また、それを言う」と友人にたしなめられた。
そうよね、また来年も紅葉を愛でに来れるよう、がんばらなくては!
焼きそばの町、黒石で「つゆ焼きそば」を食べ、駆け足で我が家に帰ってきたのでした。


【2008/10/19 20:29】 | 未分類 トラックバック(0) |
我が家の間取りは3K+物置部屋で、この物置部屋こそが長男の部屋だったところである。
長男の部屋が空いたので、私のパソコンはこちらに置くことにした。
今までは仏間に文机を置き、その上にパソコンを設置していたから、長時間パソコンの前に座っていると腰が痛くてかなわなかった。
その点、彼の置き土産というか、机と椅子があるので、パソコンを置くにはちょうどいい。
次男からお下がりの電気スタンドと辞書類を並べれば、おお、懐かしき学生の頃の風情が漂っているではないか。
床は板張りで、長男は煙草を吸わないからクロスも白いまま、広さは畳にして6畳以上ある。
窓も二か所あって、なかなか快適である。
50年生きてきて、自分の部屋をもったのは初めて。
これはかなり嬉しいことで、誰に遠慮することなく私好みの部屋にしよう。
まずは、居間と仏間の棚にある200冊余りの本をこの部屋に並べたい。
居間の棚では、月末の御堂筋じゃないけれど、2重3重に重なるように並んでいるので、読みたいときにさっと取り出せない。
これが一列に並べば、どれだけ便利だろう、その上、ちょっと賢そうに見える(と思う)のも嬉しい。
背の高いグリーンは白いクロスに映えるだろうから、今度の休みは植木屋さんに行ってみようかな。
息子たちが小さい頃、いたずらにシールを貼ったノリが残る掛け時計はやめて、もっとシンプルな時計にしよう。
そうよ、そうよ、子供優先の生活から私優先の生活へ、本格的なセカンドライフの始まりよ!

あれやこれやと考えていると、携帯に着信があった。
長男からである。
「おかん、声がエコーしてるで」
がらんとした板張りの部屋は、声がエコーする。
「あんたが使ってた部屋にいてるねん」
「風呂場かと思ったわ」
失礼な!私の部屋を風呂場呼ばわりするとは!
むっとして、ここは私の部屋になったからと言うと、
「その部屋なぁ、冬はめちゃめちゃ寒いで」
さもありなん、床は板張り、電源は一か所だけでパソコンが占領している。
ええ年やねんから、風邪ひきなやという長男の言葉に、本棚やグリーンよりも先に、暖房をなんとかしなくては!


【2008/10/15 22:40】 | 未分類 トラックバック(0) |
長男が独立してから、セカンドライフという言葉がやけに身近になった。
それまでは、セカンドライフ=定年退職後=年金生活という式を頭に描いていたので、パートながら現役で働いている間はまだまだと思っていた。

もともと、計画的に物事を組み立てて考えられる性格ではない。
理性よりも好奇心が勝ち、後先考えずに行動を起こすものだから、これはヤバイ!というシーンに出くわしたことも度々あったが、出たとこ勝負で乗り切ってきた(ように思う)。
その反面、自分でも情けなくなるくらい小心者でもある。
今年の春に山で小熊と遭遇したが、今では大きな熊となって夢にでてくる。
山道脇の藪からいきなり出てきた熊が追いかけてくる夢で、来年の春は山菜採りにいけるのかどうか、今から心配している。
そんな風だから、毎月の生活費のやりくりに頭を悩ませてはいるけれど、やってやれないことはない、今まで頑張ってきたじゃないかと奮起しつつも、雑誌で「老後の生活はこれだけあれば安心」といった記事を読むと、現状からはとても追いつかない額に呆然とするのである。

経済的な余裕はないにしても、息子たちが大きくなったおかげで時間的な余裕が出てきた。
たとえば食事の用意ひとつとっても、毎日7合炊いていたお米が3合になり、洗濯物の量もぐんと減って、以前から思えば「ままごと」のようである。
これは、子供が小さいからと言い訳し、後回しにしてきたことを始めるチャンスなのではあるまいか。
そう捉えてみると、胸がドキドキするほど嬉しくなる。
興味のあることをネットで検索してみると、あれもしたい、これもしたい、……でも、それほどのエネルギーをかけてどうにかなるのかしら?
太宰の「とかとんとん」よろしく、ふと白けそうになる自分との戦いでもあるわけだ。

3連休初日、手始めに20数年ぶりにパーマをかけた。
今夜、次男と向き合って晩御飯をたべたのだが、彼は私の変化にちっとも気付かない。
まぁいい、私のセカンドライフは静かに始まったのだわとドラマチックに考えることにした。

今日の本
「蓼食う虫」 谷崎潤一郎
この人の作品は、時々やけに読みたくなります。
登場する女の人は、大阪弁でいえば「いけ好かん」、でも、かなり魅力的です
一番好きなのは、やっぱり「瘋癲老人日記」かな。
「わが老後」 佐藤愛子
いや、じつにタイムリーでした。大いに笑いました。


【2008/10/08 22:18】 | 未分類 トラックバック(0) |


あやこ3
こんばんは!
佐藤愛子さん、エッセーを何冊か読みました。
とっても、勇ましいお婆ちゃんですね(笑)
・・・文中に「この、ばか者がーッ」とか、そのような類の言葉があったりして、私も、つい笑いながら共感していました。

 



senju
あやこ3さん、こんばんは。
佐藤愛子さんのエッセーは好きで、よく読みます。
なんとなく気分が晴れない時にぴったりで、大笑いした後はすっきりといった具合です。
一度、佐藤愛子さんの講演会に行きたいなと思っていますが不謹慎ながら、まるでお笑いを見に行くようなノリになってしまいそうです。


maki
ブログTOPの写真ステキですね~
senjuさんが撮られたんですか?


senju
makiさん、はじめまして。
ようこそおいでくださいました。
TOPの写真とは、夕暮れのコスモスのことでしょうか。
このテンプレートは公式テンプレートからお借りしているもので、作者の方が撮られた写真です。素敵ですよね。
私の撮ったものはブログに載せるくらいで、芸術のかけらもありません(笑)
また、どうぞ遊びにいらしてください。

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私は職場で在庫管理の事務をしている。
課で事務仕事をするのは5人。
5人のうち、私を含めて4人が50代、20代30代の人が多い社内では「お達者クラブ」と呼ばれている。

近頃、老眼がすすんだのか、どうもPCの文字が見辛い。
「そろそろ、遠近両用かなぁ」とこぼすと、隣の席のYさんは「あら、私はまだまだ」と言う。
なにげにYさんが使っているPCのモニターをみると、フォントサイズは20くらいの大きさであった。
年を重ねると独り言が多くなるというが、それは本当だと思う。
仕事が忙しくなってくると、4人が4人とも独り言を言う。それも結構大きな声なので、事務所に入ってきた人はなにを話し合っているのかと思うらしい。
「まったく話がかみ合ってねぇんだもん、ああ、独り言なんだな」と気づくのだそうだ。
年齢的にみて、体温調節が鈍くなってきているのか、4人の間でエアコンの設定温度が低いだの高いだの、一人が席を立った間に別の一人が設定温度を変えることもしばしばで、エアコンもご苦労なことだ。
携帯の着メロが個性的なのも、「お達者クラブ」の特徴である。
Yさんの着メロはひよこの鳴き声、Tさんのはジュピターのパンクアレンジ、私はニコチンといった具合。
しかも、結構マメにとっかえひっかえしている。
こんな風に書くと、初老がのんびり仕事をしているように思われるかもしれないが、決してそんなことはない。
ある部長は「YさんとMさんがしている仕事をみて、こんなことができるのは彼女たちか妖怪しかいないと思ったよ」と言ったことがある。
大臣ならば辞任に追い込まれるような暴言だが、勤め人の悲しさゆえか、あるいは彼女たちが太っ腹なせいなのか、「ひどいわ~」と言ってカラカラ笑っただけだった。

わが社の定年は60歳。
定年になったらどうする?
孫の世話して、のんびりしたい
旅行もいいよね
亭主、ほっといて?
いいなぁ、それ
胸をときめかせるようなこともしたいよね

口もお達者なのであった。







【2008/10/06 23:06】 | 未分類 トラックバック(0) |


ゆう
こんばんは。
楽しそうな職場ですね。
私も最近PCのモニターが見えづらくなったので老眼では?と思い先週眼科に行ってきました。(私の年齢は、老眼の入り口だと言われました)
フォントサイズ20は・・・くっきりと文字が見えますね。
今はいろんな着メロがあるんですね。ちなみに私は、ゆったりとした着メロだと着信に気づかないので、昔のF1の曲です。senjuさんの着メロの「ニコチン」ってどんな楽曲なんですか?


senju
ゆうさん、こんばんは。
ゆうさんに老眼の兆しとは…。でも、仲間が増えて嬉しかったりしています。
たしか、ゆうさんも近視と記憶しているのですが、もしそうだとすれば、本格的な老眼になったときにちょっとご苦労なさるかもしれません。私は裸眼0.04、ど近眼の老眼なのです。ちなみに、お達者クラブの面々はみな近視の老眼です。
私の音楽趣味は長男仕立てで、彼が勧める音楽を片っ端から聴いています。ニコチンもその一つで、パンクロックバンドの名前です。ブログの文章から、ゆうさんが楽曲と思われたのは無理ありません。もっと文章修業しなくてはと反省しました。



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今日は楽しみにしていたKさん家の稲刈り、ぜひ見せてくださいとお願いしていた。
と言うわりには、休日の朝はぼんやりとしているのが常の私に、Kさんから電話があった。
「今日は昼から天気が悪くなるっていうから、早めに(稲刈りを)始めたいのだけど」
5か月あまり、手間暇かけて育てた稲の収穫である。気象という自然が相手の仕事なのだから、
眠いとか、ゆっくりコーヒーを飲みたいとか、悠長なことは言っておれないのだ。
自分の甘さ加減を反省する。とにかく洗濯だけは済ませて、長靴とかっぽう着を自転車の前カゴに積み、Kさんの田んぼに向かった。

広い田んぼは小金色に染まり、たわわに実をつけた稲穂がうなだれていた。
空は青く腫れ、空気はからりとしている。
なんて気持ちの良い日だろう。

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さっそく、Kさんから稲の刈り方を教わった。
稲刈りはコンバインで行うのだが、コンバインの手が届かない田んぼの四隅は人の手で刈る。
私はそそくさと、かっぽう着を着、長靴を履き、Kさんからお借りした手袋をはめ、おまけに日本手ぬぐいで姉さんかぶり。
出で立ちだけは一人前である。
「鎌の刃で、指さ、切らねぇでな」
「はい、気をつけます!」
初めての経験にワクワクして、田んぼに入った。
稲はよく訓練された兵士のようにきちんと整列して、まぁるい日向の匂いがする。
一株一株刈っていくと、うっすら汗がにじんできた。
田んぼの脇を流れる水の音が、耳に涼しい。


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私の鎌を持つ手がおぼつかなくて心配なのか「大丈夫?」とKさんが声をかけてくれる。
「大丈夫!と言ったものの、ぬかるむ田んぼに足をとられて、あやうくひっくり返りそうになった。
なんとも頼りないお手伝いだ。


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息子さんの運転するコンバインが、きれいに稲を刈っていく。
「よく出来た機械ですねぇ」
「んだ、何人分もの仕事をすっからな」
その分、コンバインはびっくりするほど高価で、パートの私の年収4倍!
コンバインに限らず、農作業に使う機械はすべて高価なのだそうだ。
「機械がなかった頃は、みんな手で刈っていたんだよ」
3反(約900坪)ある田んぼ、昔はみな人の手で刈っていたのかと思うと、気が遠くなる。
「ここだけじゃねぇ、うちは5町歩5反の田んぼがあるんだ」
1町歩は10反、とんでもない広さだ。
人手の足りない農家では、どうしたって、機械がいるはず……。

天気予報どおり、午後から天気があやしくなり、大粒の雨が降り出した。
こうなると稲刈りは中止。
枝豆、お葱、胡瓜、大根に人参、ズッキーニやトマトまでいただいて帰ってきた。
それに試食用として、新米も!

Kさん、ありがとうございました。
明日は、新米を丁寧に丁寧にといで、白いご飯にあうおかずを用意します。

【2008/10/04 21:03】 | 未分類 トラックバック(0) |
手持無沙汰になるくらい、誰からも音沙汰のない日があるかと思えば、やけに電話がかかってくる日や、メールが立て続けに送られてくる日がある。
有難いことに、今日は到来物の日であったらしく、鱧と枝豆が届いた。
鱧は京都の友人からである。
「鱧は夏のもんやさかい、はよう送らんと、と思ってたけど」
職場が変わったばかりで、忙殺されていたらしく、あっと言う間に夏は過ぎてしまったと言う。
「10月に入ってしもたら、もう鱧は無いんとちゃうかしらと思うてたら」
彼女が贔屓しにているお魚屋さんで、脂の乗った鱧を見つけたということだった。

立派な鱧だった。
定時ぴったりに、慌てて帰宅した甲斐があったというものだ。
会社の制服のままで台所に立ち、鱧の湯引きにあわせる酢味噌を作り、鱧しゃぶの出汁をひいていると、玄関チャイムが鳴った。
Kさんが、両手に抱えてあまるほどの枝豆、「秘伝」を持ってきてくださったのだった。
「秘伝」はこのあたりで作られている枝豆で、香りが高く、コクがある。
収穫時期がお彼岸あたりと遅めで、真夏の生ビールのお伴というわけにはいかないが、
私はその味と香りにすっかり惚れこんでいる。
次男と二人でいただくには、あまりに贅沢な夕食となった。
まずは「秘伝」の塩ゆでと鱧の湯引きを肴に、住吉のぬる燗を。
「ええなぁ、俺も早く酒が飲めるようになりたい」と高校3年生の次男が恨めしそうに言う。
私だって一人で飲むよりは、相手がいるにこしたことはない。まぁ、今しばらくの辛抱。

さて、鱧しゃぶの出番となった。
昆布と鱧のアラでとった出汁を土鍋に張り、煮立ったところへきれいに骨切りされた鱧をくぐらせる。
好みのころ合いで土鍋から引き揚げ、ポン酢でいただく。
鱧は淡泊だが、存在感のある魚だ。
魚はみなそれぞれの味わいがあるのだが、鱧は特に個性が強いと思う。
鱧しゃぶの〆はにゅうめん。
昆布と鱧から滲みだした繊細な出汁には、お素麺が実によく合う。

「美味しかったね」
「うん、うまかった」
ほろ酔いでお腹をさすっていると、大阪の友人からメールが。
「手頃なビジネスシューズがあったから、長男さんにいいかと思って送ったよ」

今日は大当たりの日であった。









【2008/10/02 00:47】 | 未分類 トラックバック(0) |
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