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北海道は、言わずと知れた食材の宝庫である。
札幌に着いて二日目の夜、北海道らしいお料理を食べさせてもらおうと出かけたのは、きょうど料理亭「杉の目」本店。
お天気はあいにくの雪模様で、かなり寒い。
着いたお店は落ち着いた佇まいで、入るなり,
寒さに凍えた肩がほっと息をする。
お座敷も空いていたようだが、迷わずカウンターに通してもらった。

先客が中高年層だったせいか、こちらもゆったりと構えてお料理を択んだ。
お店の雰囲気は、ざっくばらんになりすぎず、お固くなりすぎず、観光客でも馴染みやすい。

お通しは、平目の酒盗和えと三種盛。
酒盗は北海道らしくないけれど、平目と和えてあるから、酒盗のしょっぱさがゆるくなっている。
ちゅっとお酒を飲めば、いいねぇ、これ。
sapporo11

北海道の代表的な食材と言えば、毛蟹でしょう。
浜ゆで毛蟹を出してもらった。
殻に食べやすく包丁が入っていて、つるりんと身が取れるのが嬉しい。
濃厚なミソは、いついつまでも殻をほじくっていたいほど美味しかった。

sappporo11

真たらの白子。
札幌では「真だち」と言うのだとか。
同じ食材でも、地域によって呼び名が変わるのも面白い。
ちなみに、米沢では「きくわた」と呼ばれている。

sapporo10

とても新鮮な白子で、氷の上に盛られているのはお店の心配りとお見受けしたが、
白子の量が多かったため、白子を食べきる前に氷が溶けてじゃぶじゃぶしたのは残念。
それと、ぽん酢がイマイチだったのもすごく残念だった。

後半は明日に続きます。

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【2009/11/29 22:53】 | エッセイ トラックバック(0) |
明日の暮れがけから、札幌へ行く予定。
今までに♪恋の町、札幌~♪とデュエットしたことはあるが、行ったことはない。
時計台、雪祭り、私のもつ札幌のイメージは白、とても楽しみにしているが、願わくば、散策をするのが億劫になるほど寒くありませんように。

この度は時間的にタイトなので、ピンポイントで見て回ろうと思う。
たとえピンポイントでも、北海道を札幌を、ずしんと感じたいものだ。
札幌に行くのなら、ここだけは行った方がいいよ、これだけは食べた方がいいよという情報をお持ちの方、ぜひご一報ください。

【2009/11/26 22:58】 | エッセイ トラックバック(0) |

No title
sanatch
今見ました!もうお帰りですよね。気づくの遅くてスイマセン。
この時期は寒いけど雪もほとんどなく、観光的には厳しかったかもしれませんね。
また行かれる事がありましたら、メジャーどころからマニアックどころまでご相談下さい。


No title
senju
sanatchさん、こんばんは。
ご親切にありがとうございます。
初めての札幌は、キュウキュウしない都会といった感じを受けました。あまり時間がなかったので、思うように足を伸ばせなかったのが残念でした。次回は、ぜひマニアックどころを御紹介ください(笑)


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ついに、1年間の禁煙を達成した。
ふいに湧き上がる喫煙衝動と闘う一方で、とても大きな忘れ物をしたような、心もとない日々でもあった。
意志薄弱な私のことだから、いつまた喫煙再開となりかねない。用心しようと思う。
禁煙1年と知ると、「あなたは意志が強い」と褒めてくれる人があるが、残念なことに、私の意志はいたって脆くできている。
その私が1年間禁煙できたのは、タイミングがよかった、それだけだと思う。
禁煙外来に行ったのは、そこが目的で行ったのではなく、好奇心からふらりと入ったというのが正直なところ。でも、そこから動き始めたギアは、うまい具合に次のギアに噛み合い、そのまた次のギアにもと噛み合った。
そりゃ、「我慢」というオイルも注さなければいけない。
その度に、スクワットをしたり吠えたりしたことは、つい先日のブログにも書いたとおりである。

今月の4日に誕生日を迎えた長男から電話があった。
なんと、誕生日から煙草を始めたという。
天の邪鬼なところがある長男、世間が禁煙に向かう中、面白がって始めたと思われる。
長男の吸っている煙草の底だったか、蓋裏だったか忘れたけれど、こう書いてあるのだとか。
「Memento mori」

【2009/11/24 23:57】 | エッセイ トラックバック(0) |
「関西では、今が紅葉の見頃」とのニュースが流れていた。
米沢では雪囲いが始まっているというのに、日本は狭いようで広い。
今年は雪が多いか少ないかは、この時期の米沢の人たちの関心事である。
どんな因果関係があるのか、カメムシが多い年は雪が多いというが、
「あんまり、アテになんねぇな」という人もいる。
それよりも、カマキリの卵がくっついている場所を調べる方がアテになるのだそうだ。
カマキリの卵は越冬する。カマキリのメスは、卵が雪の下にならないように産みつけるから、卵の位置で積雪量が予測できるというわけだ。
あの小さな三角形の頭に、予知能力があるとは俄かに信じ難いが、
交尾後、メスに食べられてしまうオス、秋に卵を産んだ後、冬には死に絶えるメス、壮絶で儚いカマキリの一生を思うと、俗説だと一言で済ますのは気が引ける。

今年いっぱい花をつけた我が家の夏椿、落葉して侘しい姿になっている。
高さ2メートルほどの、その枝に見つけたものは蜂の巣。
どうりで、夏場、この辺りをぶんぶんと蜂が飛んでいたわけだ。
かさこそとした空家になった巣、カマキリの卵でなくてよかった。

【2009/11/23 23:23】 | エッセイ トラックバック(0) |
米沢に8年も住んでいると、行きつけの飲み屋さんはほぼ決まってきて、そうなると、お客同士で顔見しりが一人二人とできてくる。
お酒が取り持つ縁というのか、世間話から始まって、いつのまにか冗談を言い合って大笑いしたりするようになる。
友人とまではいかないにしても、いつものお店でいつもの人たちがカウンターに座っていると、心楽しい気分になるものだ。

そういった人たちの一人が、NHK第13回熱血!オヤジバトル東北予選に出場される。
これは興味津々!
さっそくHPを覗いてみると、過激なイメージのバンドはなく、どちらかというとファミリー的な感じバンドの写真が並んでいた。
しかし、私が応援するオヤジバンドの写真は、メンバーが一緒にゴルフに出かけた先で、「写真さ、撮っからよぉ、並んでけっか?(並んでくれる?)」と言われて撮ったと思しき写真。バンドのアピール性は……ない。

先月、このバンドが、ステージ付きのバーでライブを行うことになった。
ライブは、休憩をいれて3時間から4時間くらいになるとのこと。
いつものお店でその話を聞いた人が、それだけの時間を持たせるだけのレパートリーがあるのか?と心配すると、いざとなればビートルズの合間に小林旭を歌って間に合わせるとのことだった。

ライブには、私も行かせてもらった。
開始時刻を1時間過ぎて入ったのだが、ライブはなかなかの盛況ぶり。
汗だくになって、ビートルズナンバーを弾き歌っている姿は、カウンターで一杯飲んでいる時とは別人!若いお嬢さんたち(娘さんかな?)が盛り上げているのも、微笑ましい。
「HELP」が「HELP」と分かるまで時間がかかったけれど。

東北予選は12月20日。
きっと今頃は、練習に精を出しておられることだろう。
がんばって!応援しています。




【2009/11/18 22:31】 | エッセイ トラックバック(0) |
禁煙1年達成まで、あと残り1週間となった。
去年の11月24日以来、煙草は1本も吸っていない。
1年前、禁煙外来で処方してもらったニコチンパットは、4枚つかったきりで年末に処分したから、
処方してくれたお医者さんには「あー、あのオバチャンは挫折したな」と思われただろうなぁ。

禁煙当初は、とにかく口寂しくて、手持無沙汰でどうしようもない。
「あー煙草吸いたい」衝動を回避するため、ガムを噛み、おつまみ昆布をかじり、挙句はスクワットをしながら「あー、煙草すいたーい」と叫んだ。
煙草を吸いたくなったら、黙って我慢するより、「煙草すいたーい」と叫んで我慢する方が楽だからである。
禁煙3か月目にして、煙草を吸う夢をみた。
禁断症状の一つであるらしいが、なんとも切ない夢であった。

悪戦苦闘を続けて半年が経ち、禁煙の辛さが軽減してきたと思いきや、確かに頻度は減ったが、時々起る「あー煙草吸いたい」衝動は以前にもまして強烈なものとなった。
これには、慄然とした。
いったい、いつになったら「いやあねぇ、煙草って嫌い!」と言えるようになるのか。
先月など、立て続けに煙草を吸う夢をみたが、その内容が半端ではない。
煙草の銘柄はなぜかセブンスターで、3本くらいチェーンスモークして、空になった箱(ソフトパッケージ)をねじって潰しているというやけにリアルな夢だったり、もっとリアルなのは、煙草を吸った後、口の中が苦くてイガイガしている夢で、目が覚めたときはてっきり煙草を吸ったものと思ったほど。
職場の喫煙室から流れてくる煙草の匂い、仕事帰りに寄るスーパーの入口に置いてある灰皿の前で煙草を吸っている人、ついそちら側へ回りたくなる。
禁煙を始めて1年になるというのに、そんな衝動を「あー煙草吸いたい」を職場ではつぶやき、家では喚いて回避している。

それでも今まで禁煙を続けられたのは、禁を破って1本吸えば、今までの努力をなし崩しになってしまう我が身の性格を知っているからである。
それにしても、「あー煙草吸いたい!!」

【2009/11/16 22:11】 | エッセイ トラックバック(0) |

No title
クウーちゃんとうめちゃんパパ
クウーちゃんパパも現在禁煙中。12月10日で一年になりますよ。
私は禁煙して、体の調子が喫煙中よりも良いから(たまには、吸いたいなあと思うことはあるけど。)喫煙しようとは思いませんよ。
禁煙、頑張ってください。陰ながら応援していますよ。

No title
あやこ3
 わぁー!パチパチ・・・・・・。
頑張ってますね!何よりです。

そのうち、タバコだーい嫌い!ってなりますよ。
私の周囲で禁煙成功出来た方、全て今度は一転、微かに匂いがしただけで、
ゲェーとなるようです(笑)
もぅひと踏ん張りです(^-^)


Re: No title
senju
はじめまして、クウーちゃんとうめちゃんパパさん、ようこそおいでくださいました。
ありがとうございます、応援してくださる方がいるとなれば、「よし、頑張るぞ!」という気になります。
軟弱者の私ですが、これからもどうぞよろしくお願いします。


No title
senju
あやこ3さん、こんばんは。
拍手をありがとうございます。
1年経っても崩れそうになる禁煙続行を支えてもらえたようで、嬉しいです。
一日も早く「微かに匂いがしただけで、ゲエーとなる」ようになりたい!!



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近頃はデパート、スーパー、駅のトイレ等にオムツ交換台が設置され、トイレの個室の中にはベビーチェアが設置されている。
私が子育て奮闘中のころは、そういった「子育て中のお母さん応援グッズ」様のものが、公の場所に設置されていることはほとんど無かったから、すごい進化だと感心する。

もう17年も前のことになるが、2歳をすぎたばかりの次男を連れて、デパートのトイレに入ったときのことである。
私は目的を果たしたいが、次男を個室の外へ一人でおいておくわけにはいかない。
仕方なく、個室の中に次男と二人で入ったのだが、私がingのとき、次男がドアノブを回しだした。
ロックはしてあるが、次男が力任せに回すものだから、ヤワなロックは今にもはずれて、ドアが全開しそうだ。
これはやばい!
ingのその姿勢から、足でドアが開かないよう押さえつけ、ing→edになるまで私は必死の形相であったろうと思う。

授乳室が用意されている所もほとんど無かった。
私の友人の、子育て奮闘中の話。
その日、友人は幼い二人の子供を連れて遊園地へ出かけた。
広い遊園地で半日過ごせば、親子共に大変体力を使う。
案の定、帰りの電車に乗ると、下の子がぐずぐず言いだした。
疲れて眠いのである。
眠くて仕方ないのだけれど、まだ2歳まで数か月あるこの子は、お母さんのおっぱいがなくては眠れない。
おっぱいを含ませてあげれば、この子はすぐに眠ってしまうだろう、公衆の面前と思わなくもないが、電車に乗っている人もわずかだし……。
そうよ、授乳の姿は尊いものであるはず!と自分を励ました彼女は、決して他人様から見えぬよう、
うまく衣類で隠しながら授乳をしたのであった。
ところが、疲れて眠いのは子供だけではなかった。
彼女も同様に疲れていたから、授乳の最中に寝てしまったのだ。
居心地の悪い雰囲気を感じて目を覚ますと、親子3人の乗る電車はいつのまにか満員になっている。
はっと気がつくと、おっぱいを吸っていた子は口を開いて爆睡しており、解放されたおっぱいはのびのびと日の目を見ていたのだった。


来年から実施される予定のこども手当、今時、子供を育てるのはお金がかかるから、それなりの効果はあると思うが、所得制限なしで給付というのはどうかと思う。
育児は結構な体力と精神力が要るから、所得制限を設けた余剰分を、育児奮闘中の人たちの体力・
精神力消耗軽減のため、育児応援インフラに使うというのはどうですか?



【2009/11/13 23:19】 | エッセイ トラックバック(0) |
先週末、職場の同僚が、「今度、いつ、カレー作んな?」と訊いてきた。
私は計画性が欠如しているので、決まっていない旨を伝えると、
「次に(カレーを)作るとき、多めにつくって持ってきて~」
同僚は、職場のお昼ご飯を我が家のカレーにしようと考えていたのである。

この同僚、Y子さんは、1年ほど前、職場のお昼ご飯に、私が食べていた昨夜の残りのカレーを見て
「一口、食べさせて」とスプーンを持ってきた。
よその家のカレーの味が気になるというのだ。
その気持ち、私もよーく分かる。
よーく分かるが、私はY子さんのようになかなか素直に言いだせない。
気さくなY子さんは、ほんの一口、カレーを食べて「美味しい」と言ってくれたが、
決してその時の私のカレーが特別美味しかったわけではない。
「ほんの一口」というのは、すごく美味しく感じるものなのである。
まして、それが他人が作ったものであればなおさらのこと。

どうやら、Y子さんはあの時の「ほんの一口のカレー」から、私の作るカレーが美味しいものと期待しているようである。
Y子さんの申し出に、私は「うん、いいよ」とさらりと言ってのけたものの、内心は「えらいこっちゃ!」
というわけで、週末はカレー作りにどっぷりつかることになった。
なんとしても、Y子さんに「美味しい」と言わせたい。
かといって、かつて挑んだことのない超本格的レシピは、いかにもこれ見よがしだし、成功する確率も低い。石橋は叩いて渡らねばならないのである。
そこで、食材はいつもよりグレードアップし、手間もいつもよりかけることにした。
土曜日の午後―― 鶏ガラでスープをとる。鶏ガラは湯がいた後、きれいに掃除してから、お葱の青いところ、キャベツの芯、にんにく、生姜、セロリの葉、人参、ホールペッパー、レモン一切れと一緒にアクと余分な脂を掬い取りながら、くつくつ煮込んだ。
日曜日の午後―― 普段、絶対に買うことのない米沢牛のスネ肉に塩胡椒をしてしばらく置いた後、小麦粉をまぶし,美味しそうな焼き色がつくまでソテー。たまねぎ薄切りは、気長く気長く30分くらい炒め、そこへセロリの茎、生姜、にんにく、それぞれみじん切りにしたものをいれ、またまた炒める。そこへ、ソテーしたスネ肉を入れ、鶏ガラスープを惜しげもなく注ぎ込んで、アクをとりながらひたすら煮込む。
日曜日の夜―― スネ肉が十分柔らかくなり、煮込んだ野菜と鶏がらスープが゚渾然一体となっており、満足。カレールーを投入し、しばらく煮た後、火をおとした。

さて、カレーを持って出勤し、迎えた職場のお昼ご飯時。
Y子さんは「白いご飯だけ、たがって(持って)きたっけから」といたずらっぽく笑い
私は「お口にあえばいいんだけど」とさりげなく笑う。
本音は「めちゃめちゃ、手ぇかけてん。絶対、美味しい言うてや」である。
気になるY子さんの反応は、「美味しいね、初めて食べたときと同じ味~」
え?!そんなはずないんやけど……。美味しいと言ってもらえたのは嬉しいけれど、釈然としない結果となった。


kare1






【2009/11/10 22:58】 | エッセイ トラックバック(0) |
次男と夕飯を食べていると、突然、次男が叫んだ。
「東北人にしか分からんCM『キョウカテカテキョウ』!」
何を言い出したのかと呆然とする私に、次男が言うことに「今日、学校でローカルなCMの話で盛り上がったんや」
どうやら、その残り火だったらしい。

個性的なローカルCMなら、大阪にまかしとかんかい!とばかり、いくつか挙げてみた(今でも放映されているかどうかは定かでない)。
その1.
全裸と思われる女性がベッドで悩ましく寝返りをうったところに、いきなりドアが開くと、そこにはスーツ姿の男性のシルエットが!
驚いた女性が「あなた、誰?」
♪ハナテン中古車センター♪
セクシーなシーンとベタなオチ、「なんの関係があんねん!」と突っ込みたくなるCMである。
その2.
蓬莱の豚まんの「あるとき」「ないとき」
「あるとき」は家族が揃って、楽しそうに笑いながら豚まんを食べている一家団欒シーン。
「ないとき」は家族がそれぞれ、つまらなさそうにしているシーン。
そういや、最近、蓬莱の豚まん、食べてへんなぁと気付かせるCMである。
その3.
♪京橋はええとこだっせ、グランシャトーがおまっせ♪
このCM を知っている人は、夜遅くまで起きているはず。
同じく深夜では「雁亭のママでございます」とか「たん、たん、たよし、行くよし、たよし、ゴー!ゴー!」などがあり、どれも飲み屋さんのCMである。
まだまだ沢山あるけれど、キリがないので止めておく。

山形ローカルCMで気になっているのが、仏壇仏具屋さんのCMで、マッシュルームカット(←古い!)
の4~5歳くらいの小さな男の子が、数珠を手にして「おじいちゃん、おばあちゃん、ぼくんちへ買いに来て下さい」と言うのがある。
買いに来てというくらいだから、「ぼくんち」とはCMを流している仏壇仏具屋さんということになり、さしずめ、マッシュルームカットの男の子は何代目か知らないけれど、後継ぎというわけだ。
そんなに幼いころから営業活動をするとは、山形の商魂もなかなか侮れぬ。
しかし、このCM、どうみたって10年以上は経っていると思われる。
ということは、「ぼくんちへ買いに来て下さい」と愛くるしい表情をふるまっていた男の子は、今、いくつになっているのかしらん。


【2009/11/09 22:27】 | エッセイ トラックバック(0) |
食べることが大好きな私にとって、旅先で郷土料理をいただくのは大きな楽しみの一つである。
郷土料理にはその土地ならではの食文化がつまっていて、なぁるほどと感心することも多い。
また、郷土料理にまつわるエピソードも地元の人たちの生活感が伝わってきて、なかなか興味深かったりする。

郷土料理はその土地で頂いてこそなのだが、気に入った郷土料理は家で再現したくなる。
留守番をしてくれていた次男に、食べさせてやりたいとも思う。
確実に再現できるかどうかは別として、旅先で手に入る、郷土料理に必要な食材はできるだけ買って帰ることにしている。
乳頭温泉「鶴の湯」でいただいた山の芋鍋は、旅行から帰って、もう2度も夕飯に登場した。
「鶴の湯」では味噌仕立てだったが、我が家は醤油仕立てにし、肉類も豚ではなく鶏に代えて、牛蒡を加えた。
「鶴の湯」ほどの香り高いキノコが手に入らないのと、鶏肉と牛蒡の相性がいいからである。
青みは芹がお高かったので三つ葉にしたが、やはり芹の方が美味しい。
つまらないところでケチるのは、私の悪い癖だ。

いちじくの甘露煮も作った。
角館の料亭「稲穂」で、ハタハタ塩焼きの脇役として登場していたが、秋田ではいちじくの甘露煮を作るのが晩秋の風物詩であるらしい。

そして、一番のお気に入りがこれ、「しょっつる」

nyuto3
しょっつるは、エスニック料理で使われるナンプラーやヌクマムと同じ、魚醤である。
米沢のスーパーでも「塩汁」のラベルで見かけることはあるが、この「しょっつる」の原料はハタハタと食塩だけ。
いやもう、この「しょっつる」が昆布出汁にすごく合う。
ぽとりと落とすか、ちょっときつめに使うか、微妙なさじ加減でお料理のバリエーションが広がること請け合いだ。

近いうちに、比内地鶏をお取り寄せして、きりたんぽ鍋を再現したいと思っている。


【2009/11/05 22:57】 | エッセイ トラックバック(0) |
久し振りに、ブログを3日連続で更新した。
今宵は、FC2からのお題「心に残った絵本」に思い出したことを綴ろう。

長年、我が家はお金との付き合いが希薄だが、子供たちが幼かった頃は、希薄どころか掠る程度のお付き合いだった。
しかし、毎日、節約にきゅーきゅーしていては、私も子供たちも面白くない。
そこで、月に一度の楽しみを設けることにした。
毎月25日(私の給料日)、奇数月は絵本を買う日、偶数月はビデオを借りる日と決めたのである。
当時はビデオを借りるのが今ほど安くなかったので、絵本購入と比べてそれほど遜色はなかった。

最寄の駅の地下には大きな本屋さんがあって、奇数月の25日、仕事帰りに子供たちと立ち寄った。
「好きなのを択んでいいよ」と言われても、スーパーで駄菓子を買ってもらうのと勝手がちがうせいか、子どもたちはいささか緊張しているようであった。
それでも、胸がどきどきするほどの嬉しさは隠せないとみえ、気に入った絵本を胸に抱き、レジで支払いをする私に「早く帰ろう」と催促したものだった。
ビデオはドラえもんが一番の人気だったから、何年かの間に、子どもたちと一緒になって私もかなりの作品を観たと思う。
長男が小学校5年生のころだったろうか、ビデオはアニメばかりでなく洋画も観るように勧めた。
しかも、洋画は字幕に限らせた。
なんのことはない、私が映画好きなので、将来子供たちと一緒に映画を楽しめるようにとの下心からである。


「絵本の日とビデオの日は、ほんまに楽しみやったで。ええ思い出やわ」
いつだったか、長男が懐かしそうに言ったことがある。
「ええ思い出」になった長男は、大の映画好きになって、ちょっとマニアックな映画も観ているようだ。
「小学校1年生に、字幕の洋画はちんぷんかんぷんやったでぇ」
と今さらクレームをつける次男は、アニメ映画を観足りなかったか、今でもアニメ映画が大好きである。
しかし、子供たちは二人とも私と一緒に映画を観にいくという発想は皆無であり、ま、ごくごく当たり前のことなのだけれど。

今日は長男の誕生日。
過ぎてしまえば、育児なんて夢のよう。
一緒に絵本やビデオを択んだ日は、いやはや遠くになりけり。



【2009/11/04 22:57】 | エッセイ トラックバック(0) |
秋田旅行、最終日は楽しみにしていた乳頭温泉「鶴の湯」、お宿は別館である。
玄関に掲げられた看板に「山の宿」とあるとおり、周囲は山に囲まれている。
正面玄関左にある木立ちの向こうには、茅葺屋根の建物があり、素朴で実に静か。


nyuto3


荷物を解いて、早速お風呂をいただくことにした。
日暮れにはまだ少し時間があるけれど、浴衣だけでは寒い。
用意されていた丹前を着こんで、別棟にある露天風呂に向かった。


nyuto2これまた、なんとも趣のある建物だ。ここには男女別の内風呂と貸切の露天風呂がある。


nyuto1幸い、先客がいなかったので、露天風呂に入る。本館から引き湯しているお湯は乳白色、硫黄の匂いがする。ぬるめのお湯に身を浸す。風に揺られて、色づいた葉が舞いながら落ちてくる。ときおり聞こえてくるのは鳥の声。深呼吸をすると、緑が沁みた土の匂いが心地よい。ああ、いいお湯だこと。


乳頭温泉「鶴の湯」の人気は高い。
宿の予約をとるのは、半年前でも難儀する。
別館の宿泊客は本館のお湯も無料で利用できるから、本館にも足を運ばなくては!
本館と別館は山道で1kmくらい離れているので、送迎バスが出ている。
タオル片手に、丹前姿でバスに乗り込んだ。

nyuto9日暮れて、軒下の灯の温かそうなこと!だんだんと冷えてきて、お風呂にむかう足が速くなる。宿泊客の多さに、あらためて人気の高さを実感する。送迎バスの運転手さん曰く、紅葉の季節が一番混むのだそうだ。


nyuto5本館の事務所入り口。セピア色に撮影している訳ではないのに、このレトロさである。


さて、別館に帰ってきてのお楽しみは、なんといってもお料理である。

nyuto7ジャーン、囲炉裏で食事が楽しめるのだ!囲炉裏で食事をするのは、生まれて初めて。すごーく嬉しい。山の幸、この時期ならではのキノコや野菜をふんだんに使い、たっぷりと提供してくれる。棒に刺して焼いているのは、岩魚の塩焼き。

nyuto6秘湯ビールで乾杯。つい、ぐびりぐびりと豪快に飲んでしまった。


nyuto8名物、山の芋鍋。鶴の湯の山の芋鍋は味噌仕立てである。すりおろした山の芋はお団子状にして、芹、白ねぎ、豚肉、キノコと一緒にいただく。山の芋はつなぎなしでお団子にできるのだそうだ。ふーふー言いながらお団子をほおばると、ふっくらもっちり、思わず笑みがこぼれる。美味しい!


良いお湯と情緒あふれる宿、しみじみ美味しいお料理。
ぜひまた訪れたい、乳頭温泉「鶴の湯」でした。

【2009/11/03 22:56】 | エッセイ トラックバック(0) |
田沢湖周辺を散策していると、「潟分校⇒」の案内板が目に入った。
ふらりと立ち寄ってみると、紅葉した木々の向こうに、小さく古い校舎が建っていた。

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校舎の前には、虫の音だけが残る校庭が広がっている。
卒業していった子供たちが、とっくにこの学校のことを忘れていたとしても、ずっと子供たちを待っている学校、そんな印象を受けた。

田沢湖町立生保内(おぼない)小学校潟分校は、明治15年創立。
昭和に入り児童数が増え二学級になり、昭和26年には三学級の複式授業が行われた。(思い出の潟分校パンフレットより)



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校舎内の廊下。
壁に張り出されているのは、生保内小学校(本校)の児童の作品だとか。


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私が小学生のころの机も、たしかこんな机だった。
隣り合った二人で一つの天板を共有するのだが、机の端から定規をあてて中心を測り、
「ここまでが私の陣地やから、入ってこんといてな」と言って、定規でぎりぎりと机の中央をこすって境界線を引いた。
隣の子が嫌いな男の子だったりすると、定規ではなく彫刻等で境界線を彫ったりもした。
椅子は立ったり座ったりするたびにガタピシと音をたて、滑りが悪かった。
冬はお尻が冷えるから、母が余り毛糸で編んでくれた座布団を椅子に敷いたものだった。



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あ、ガリ版!
私が小学生のころのプリントといえば、ガリ版刷りだった。
どんな経緯だったかは忘れたが、担任の先生のガリ版刷りを手伝ったことがある。
黒くぬめぬめしたインクを、ロールでのばした(ような気がする)。
夕暮れだったような記憶があるから、何かの罰則で手伝わされていたのかもしれない。


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校舎の窓から、いつも見えた木。
新緑のころ、紅葉のころ、そして雪をまとったころ。
子供たちはさして興味を覚えなかったかもしれないが、きっと心象風景として溶け込んでいることだろう。
昭和49年3月31日、廃校となったとき、在校生は3人だったと聞いた。

今日の夕方から、米沢は雪が降り出した。
明日にかけて雪は降り続く予報である。
ふと、思う。
潟分校のストーブに大きな薬缶が乗っていて、面倒くさい幾何を解きあぐねている子供がぼんやり窓の外の雪を眺めている様子を。


私はとても羨ましい。
「この学校が母校です」と、潟分校に帰ってくることができる人たちが。

【2009/11/02 21:49】 | エッセイ トラックバック(0) |
10月はまるまるサボり、うんと久しぶりの更新。
「今日から11月!気分一新!」と我が身に喝を入れてPCの前に座った。

10月は2度も旅行に出かけた。
1度目は盛岡・花巻大沢温泉、2度目は角館から田沢湖、乳頭温泉。
我ながら、よく遊ぶなぁと思う。


みちのくの小京都と呼ばれる角館は、ぜひ行ってみたかった所である。
角館は、とくに春、桜の頃が素晴らしいと聞いている。
なるほど、武家屋敷が並んだ街並みには、枝垂れ桜がそこかしこに。
角館は積雪が多いとか。厳しい冬を乗り越えて、迎えた春。
爛漫の枝垂れ桜、さぞ見事なことだろう。

kaku5


とはいえ、紅葉の角館もなかなかの風情で、すっかり見とれて歩く。
武家屋敷の中には、今でも子孫末裔の方たちが暮しておられるお屋敷があるが、公開されているところもあって、興味深く拝見させてもらった。

kaku6



kaku10暮れるに従って、気温がぐんぐん下がってきた。寒い。
お腹も空いてきたことだし、予定より早く今宵のお店、料亭「稲穂」にお邪魔した。


料亭と名がつけば、庶民派の私には敷居が高いのではと気が引ける。
打ち水された玄関で、少々戸惑いを感じながら靴をぬいだ。
通された部屋でガラス越しの庭を眺めていると、
「ようこそおいでけれだス」
女将さんがにこやかにお茶を持ってきてくださった。
こちらのお店では、秋田弁で対応されるようだ。正直言うと、ところどころ「$○*▲」で分からないけれど、地元ならではのもてなしを受けているようで嬉しい。
それに、とても表情豊かに話されるので、こちらまで楽しくなってくる。
お店には「秋田弁講座」のプリントが置かれていて、『「この言葉っこ」はあくまでも「秋田県の標準語」だんし。んだどもそのうち「世界の標準語」になるごどを願っているんし。』と書かれてあった。

さて、お待ちかねのお料理は、箸付きの天然きのこの煮物に続いて、八杯豆腐(はちへどうふ)が出された。
kaku11角館で昔から食べられている豆腐料理で、あまりの美味しさに八杯食べられたというところからこの名があるらしい。なるほど、とても優しいお味です。


kaku9
秋田県の郷土料理といえば、きりたんぽ。煮立ったら、きりたんぽが煮崩れないうちにフーフー言いながらいただく。比内地鶏のお出汁、せりの香りが清々しい。一口残らず飲みつくしたほど、お出汁が美味しかった。

kaku8もうひとつ、秋田名物といえばハタハタ。添え物も一品一品手がこんでいる。お皿は角館の工芸である樺細工が施されている。

kaku7さらに秋田県の名物といえば、稲庭うどん。とても繊細なおうどんで、9年前に始めて食べてから、私は稲庭うどんの大ファンである。こちらの稲庭うどんは、桜の花びらを練りこんであるとのことで、ほのかに桜色をしている。ふわりと桜の香りもただよえば、ああ、角館。


とても美味しいお料理をお腹いっぱいいただいて、大満足。
宿に帰ると、街の中に温泉があるという情報が。
温泉があるとは知らなかったので、これは儲けた!と温泉まで楽しんだ角館でした。

【2009/11/01 21:54】 | エッセイ トラックバック(0) |
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