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お節料理が出来上がった。
黒豆、ごまめ、栗きんとん、お煮しめ、鰊昆布巻き、紅白なます、朝から台所に立って仕事をした一品一品を重箱に詰めるとき、しんとした心に心地よい達成感がじんわり染み込んでくる。
茶の間から、二人の息子が何やら楽しそうに笑っている声が聞こえてきた。
なんて幸せな年の瀬だろうと、しみじみ思う。

毎年同じお節料理だけでは面白くないだろうと、初めて蛸の柔らか煮を作った。
ちょっと甘過ぎるけれど、納得のいく柔らかさに仕上がった。
蓋付きの器に盛って、お正月のサプライズにしようと思っている。
息子たちの反応がどうなるか、ドキドキワクワクが私へのサプライズってことになるのかもしれないけれど。

今年、会いに行くはずだった佐賀の友人。
私の都合で会えなかったのに、細やかな心遣いとともに佐賀の地酒を送ってくれた。
大晦日だというのに仕事だった彼女、「電話ででも話せて良かった」と言ってくれて。
今年一年が、たとえあまり面白くない年であったとしても、彼女の一言で最高の締めくくりができる。
来年は、私もそういう一言が言えるようになりたい。

外は吹雪模様だが、それでもお正月はちゃんとやってくる。
どなたにとっても新しい年、どうか良い年でありますように。




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【2009/12/31 22:51】 | エッセイ トラックバック(0) |


ゆぅ
あけましておめでとうございます。
今年も、どうぞよろしくお願いいたします。

年末の忙しい時にお電話はご迷惑でないかな~と思いつつ、夫だけsenjuさんとお話してずるいと思い電話をしました。
お話しできてとても嬉しかったです。
今年は、お会いできることを楽しみにしています。



senju
ゆうさん、あけましておめでとうございます。
私の方こそ、本年もどうぞよろしくお願いします。
お電話で話せたことによって、うんとゆうさんを身近に感じることができました。
今年はお会いできることを目標に、よーし、がんばるぞ!


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コース料理は、料理を出すタイミングがとても難しいのではないかと思う。
食事にかける時間はお客によってまちまちだから、対応にあたる女将さんがある程度のあたりをつけるのだろうか。
接待か友達同士か、会社仲間か同級生か、年齢やお酒を飲む飲まないでも大きく変わってくるだろう。
お客を決して待たせず急かさず、料理が一番おいしい状態で出されるタイミングは、長年の経験と勘がなせる技だと思う。

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いい年をして、思わず歓声をあげた。
敷き詰められた朴葉の上に、つとに包まれたむかごおこわ、里芋田舎煮、玉こんにゃく煮の横に添えてあるのは田螺、焼き柚子の中には木の実、小さいのにきっちり六方剥きされた慈姑と東北の里山をイメージさせるお料理だ。朴葉の下には松葉とほんの小さい炭が入っているので、燻された朴葉と松葉の良い香りがする。
上る煙は囲炉裏を思わせた。


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ご飯は、お茶漬け鰻と香のもの。手前の小さな器は若布のお味噌汁。お腹がじゃぶじゃぶしないよう、ちょうどいい量のお味噌汁だ。
お店のご主人は京都で修業されたと聞いている。
「主人を追いかけて京都へ行きましてね。押しかけ女房なんです」と女将さんが楽しそうに笑っておられたことを思い出した。
お茶漬け鰻は京都の友人が送ってくれたことがある。女将さんが用意されたお茶は、やっぱりお番茶。香の物は、ああ懐かしい糠漬けであった。浅漬け胡瓜を一口ほおばると、糠のまぁるい香りがした。



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すっかり満足したお腹をさすりさすり電車に乗ったが、仙台に着くとまだ9時過ぎ。
腹ごなしを兼ねてふらりと歩くと、始まったばかりのイルミネーションがとても奇麗だった。


【2009/12/15 23:37】 | エッセイ トラックバック(0) |
お気に入りの和食のお店はいくつかあるけれど、その中でもJR仙石線本塩釜駅から車で10分足らずにある「御料理 千松しま」はベスト3に入る。
先週の土曜日、風は多少強いものの12月にしては暖かい夕暮れ、「千松しま」へ出かけた。

こちらに伺うのは、この度で4度目になる。
はんなりとした女将さんの案内で通されたのは和室。四人用と思われる部屋を二人で使わせてもらうのは少し気が退けたが、落ち着いた部屋のせいか、単に私が図々しいだけなのかすぐに馴染む。
matsu1

千松しまは高台にあるので、部屋からは松島湾が望める。
すっかり暮れた海にちらちら浮かぶのは、漁火だろうか。

matsu2乾坤一のお燗と一緒にだされたのは牡蠣のスモーク、添えてあるのはゆず寒天と茗荷寒天、茗荷は季節に外れた感じを受けたが、こんな小さな添え物にも、色と香りがしのばせてあるのは嬉しい。こちらのお料理は、店主お一人で作られるそうだが、細部にまで手がかかっていて感心することしきり。


matsu3なんて大きな貝だろう! 赤にし貝というのだそうだ。
女将さんが「この貝は肉食で、浅利などの貝を食べるそうです」と教えてくださった。赤にし貝の身は拍子切り、肝も食べやすい大きさに切ってあって、海藻と交互に串にさしてある。細かい仕事だ。赤にし貝の食べ応えのある食感は肉食のせい?
串の下には、肝と一緒に煮た大根が。きれいに面取りされた大根は存分にうま味をすっていた。


matsu4汁物は、つと豆腐、金頭、梅のお吸い物。梅はぎりぎりまで酸味を抜いているというだけあって、ほのかな酸味が残っているだけで、いっこうお吸い物の邪魔をしない。それどころか、かすかに梅の香りが広がって、吸い口と言ってもいいのかな?
非常に上品な昆布出汁。こんなお吸い物が作れたら、どれほどいいだろう。

matsu8お刺身は、ハゼ、金頭、鮪、蟹、タコ、牡蠣、特に美味しかったのはハゼと牡蠣。ハゼの皮は軽く焼いてあって、ぷっちりとした身と相まって非常に美味しかった。牡蠣は成瀬ということだった。成瀬は宮城県の北部らしいが、いや、この牡蠣の美味しかったこと!本当に美味しい生牡蠣は、そうそうお目にかかれない。この牡蠣は美味しさを主張しすぎないというか、すんなり美味しいのである。


美味しい話の後半は明日に持ち越します。



【2009/12/13 23:20】 | エッセイ トラックバック(0) |
穴子をもらった。
背開きされた身をまな板に載せると、さながら半幅帯のようである。
さて、どう料理したものか。
穴子は米沢に越してきてからお寿司屋さんなどで頂くようになったので、自分で料理をするのは初めてなのだ。
頭に浮かぶのは、ふっくら、上品な甘さの穴子、東京・千駄木「乃池」の穴子寿司、美味しかったなぁ
上手くできるかどうか自信はないけれど、今夜のおかずなのだ、とにかく作らないと。

めぼしい料理本を読み漁ってから、料理開始。
包丁の刃でぬめりを取った皮に熱湯をかけ、すぐ氷水に入れる。
残っているぬめりを丁寧にとる。なるほど~これで生臭みを抜くのか
このまま白焼きか照り焼きが簡単だけれど、あのふっくら感はでないだろうなぁ。
と思い直して、3センチ幅に切った穴子を蒸すことにした。

蒸気の上がったお鍋で蒸すこと15分、お鍋のふたを開けてみると、おーー穴子がふっくらとしているではないか!
さて、この穴子を焼いてもいいのだけれど、上品な甘さのうま煮もいいよなぁ
とまたまた思い直して、お鍋に出汁、日本酒、醤油、みりん、生姜薄切りを入れ、穴子がコトッコトッと静かに揺れるくらいの火で煮含めた。

さて、出来上がった穴子をお皿にもり、わさびを少し乗せて食べてみた。
いやぁ、我ながら「ん、うまい!」
今夜は休肝日の予定だったのに、そそくさとお燗をつけた。
〆は、うま煮の煮汁を煮詰めて作ったツメを、穴子にかけて穴子丼。
穴子のうま煮がレパートリーに入った今宵です。


anago1

【2009/12/07 23:09】 | エッセイ トラックバック(0) |
今日、買い物帰りに「あじまん」を二つ買った。
「あじまん」とは、この辺りのスーパーなどの入口近くに構えた小さな店舗で売っているお饅頭のことで、太鼓型の生地の中にぎっしりと粒あんが入っている。
甘党の次男が喜ぶだろうと買って帰ったのだが、ほかほかの「あじまん」は家で食べるより、その場で食べる方が美味しいのではないかと思う。

子供のころ、買い食いをしてはいけないと教えられていた。
行儀が悪いからというのがその理由だったが、お稽古ごとの帰りに、こっそり持ってでたお小遣いで、駅前のコロッケを買うのが何よりの楽しみだった。
一緒にお習字を習っていたアッちゃんと二人、間口半間の小さな店の前に立ち、
「おっちゃん、コロッケちょうだい」
「(無愛想に)1つずつか?」
「うん、生のん(衣がついた状態でまだ揚げていないコロッケのこと)を揚げてな」
「(ますます無愛想に)コロッケ1つ2つやのに、油、使わされて、火も使わされて、えらい損や」
おっちゃんはぶつぶつ文句を言いながらも、すっかり褐色になった油に“生のん”を滑り込ませるのだった。
おっちゃんに嫌みを言われようが行儀悪かろうが、アッちゃんと歩きながら食べて帰ったコロッケは本当に美味しかった。
大阪の下町は、買い食いの材料に事欠かない。
コロッケの他に、たこ焼き、回転焼き(あじまんと同類)、いか焼き、白焼き(小麦粉を水でといただけの生地を薄く焼いてソースを塗ったもの)などなど、子供にとっては魅力あるご馳走であった。

そんな話を次男としていたら、次男が「たこせん」はなかったのかと訊く。
「たこせん」とは、コンビニの100円菓子などで売っている「えびみりん」というおせんべいで、たこ焼きを2~3個サンドイッチしたものである。
「俺、友達の家で遊んだ帰りに、みんなとよう(よく)食べたわ」
きっと、美味しかったのだろうな。

【2009/12/04 23:00】 | エッセイ トラックバック(0) |
毛蟹、鱈の白子も北海道らしいけれど、欲を言えば、お店の名前が「きょうどりょうり亭 杉の目」とあるとおり、北海道でしか食べられないお料理が食べたい。
さきほどから気になるのは、氷の上に魚介類がならんでいるのがカウンター越しに見えること。
その中に、見慣れぬ魚がいる。

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体長は20センチ余りくらいかな、体にニシキヘビのような文様がある。
カメラを向けた私に、料理長さんらしき方が「これは六角という魚です」と教えてくれ、
もっと撮りやすいようにと、六角の顔をこちらに向けてくださった。


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うーん、魚というよりも両生類にありそうな顔立ちだ。
塩焼きにしていただくということなので、さっそく注文する。

不覚にも、写真を撮り忘れた!
2枚におろしたと言っていいのか悪いのか、縦半分に切った六角の塩焼き。
身は白身で淡泊、ニシキヘビ文様の気になる皮の、尻尾あたりはバリバリと噛み砕けるが、頭近くの皮は口に残る。
六角の正しい(?)食べ方はどうなのだろう。地元の人に訊けば良かった……。


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六角に興味津々な私が目にとまったのか、お店の人が「八角という魚もいるんですよ」と声をかけてくださった。
手に持っておられたのは、魚拓ならぬ八角の標本が貼り付けられた色紙。
両生類マスクの六角も気が強そうに見えたが、八角はもっと凄味がある。
やはり、白身で淡泊なのかしらん。
北海道ならではの食材を目の当たりにして、お腹も目も納得した。

〆に三平汁をいただいた。
お清まし仕立で、鮭、大根、人参、椎茸などの野菜と、ジャガイモが入っている。
お清ましにジャガイモは初めてだったけれど、すっきりしたお汁で、とても美味しかった。

sapporo5

すっかり満足し、ほろ酔い気分でお店を出たが、ホテルに帰るにはまだ少し早い。
小雪がちらついて寒いけれど、前日から始まったイルミネーションを見に大通り公園へ向かった。
そこでは、若いカップルがイルミネーションを背に写真を撮ったり、おしゃべりしたり。
♪恋の町 札幌~♪の夜は更けていきました。

sapporo13

【2009/12/01 23:26】 | エッセイ トラックバック(0) |
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