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今朝は冷たい雨が降っていた。
午前6時半を過ぎたというのに、ガラス越しに入ってくる光りはどんよりと重く、台所に立つと、つま先から足首にかけてじわりじわりと冷えがよじ登ってきた。
そろそろ、台所にも石油ストーブを出さなくてはいけない。

息子たちが起きてくる前に、茶の間の石油ストーブに火を入れ、たっぷり水の張った薬缶を乗せる。
あの子達が起きてきたときには、薬缶は細い口から湯気を上げているだろう。
寒い冬の朝、恋しい布団を振り切って起きてきた子供は、その光景を見て救われた気持ちになる、少なくとも私はそうだった。

子供の頃、冬が好きだったわけではないのに、茶の間に炬燵がだされ、樟脳の匂いのするオーバーコートがハンガーに吊るされていたりすると、ワクワクして嬉しかった。
毎冬、色とりどりの残り毛糸で、母が学校の椅子に敷く座布団カバーを編んでくれるのはもっと嬉しかった。
家の中の細々としたもの、座布団やのれん、小皿などの類までが冬に備えて少しずつ様変わりしていく。
あの頃の冬支度は地味だったけれど、一つ一つがきちんと行われて、誰しも季節に添って暮らしていたように思う。

懐かしんではみるものの、忙しさにかまけて、とびきり厳しい東北の冬に備える準備はまったくの我が家に知人の自信作であるミカンが届いた。
――炬燵の上にミカン
これほど冬の家庭を象徴する図はないだろう。
早速、息子たちと三人、炬燵に入って頂いた。
「このミカン、めっちゃ甘いやん!」
「美味しいね~」
「いよいよ冬って感じやな」
「…そろそろ、雪囲いせんとあかんな」
「…うん。わかってる」

ひょっとしたら、知人は我が家の重い腰を上げるために、炬燵の友を遣わせてくれたのかもしれない。


or1

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【2006/11/20 23:45】 | 未分類 トラックバック(0) |


ゆう
こんばんは。
そちらは、ストーブと炬燵の季節になったんですね。
蜜柑と炬燵は冬の風物詩ですね。懐かしいです。
我が家は、炬燵があると私が動かなくなるってことで撤去されました。
冬はストーブのみなので、家の中でもしっかり着込んでいます。
(同じ九州でも、実家の福岡より佐賀の方が暖かいです)
そろそろ冬支度をしなくては・・・。



senju
ゆうさん、こんばんは。
炬燵に入ると、動けなくなるのは必然です。
あの程よい暖かさは、睡魔の思う壺なのでしょう。
九州は以外にも寒いのですね。
真冬には、福岡でも積雪があったりするのですから。
何年か前に中州に行きました。
あの楽しい屋台は、冬場にどんな顔を見せてくれるのか、行ってみたいなぁ。

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こんばんは。
そちらは、ストーブと炬燵の季節になったんですね。
蜜柑と炬燵は冬の風物詩ですね。懐かしいです。
我が家は、炬燵があると私が動かなくなるってことで撤去されました。
冬はストーブのみなので、家の中でもしっかり着込んでいます。
(同じ九州でも、実家の福岡より佐賀の方が暖かいです)
そろそろ冬支度をしなくては・・・。
2006/11/22(Wed) 00:17 | URL  | ゆう #-[ 編集]
ゆうさん、こんばんは。
炬燵に入ると、動けなくなるのは必然です。
あの程よい暖かさは、睡魔の思う壺なのでしょう。
九州は以外にも寒いのですね。
真冬には、福岡でも積雪があったりするのですから。
何年か前に中州に行きました。
あの楽しい屋台は、冬場にどんな顔を見せてくれるのか、行ってみたいなぁ。
2006/11/22(Wed) 22:41 | URL  | senju #-[ 編集]
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