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熊と遭遇した記事に、「もりのくまさんの謎」という記述のURLを貼り付けさせてもらった。
とても面白かったのと、強引な感はいなめないにしても、実によく考えていらっしゃると感心した。
「うたう」という言葉がそれぞれの業界では特殊な意味を持つという件を読んだとき、思い出したことがある。
「業界言葉」である。

いくつか挙げてみると、昔、我が家ではお酒のことを「おとし」と呼んだ。
「おとし」の由来は――
母と叔母がまだまだ駆け出しの頃のこと。
舞台が終わると、一杯飲りたくなる。
しかし、悲しいかな、いい塩梅に酔えるほどのお酒を買うお金がない。
そこで思いついたのは、ビールに安物のウィスキーをポタポタと落とすこと。
これなら安上がりでホロ酔いになれる。
やがて、なんとか舞台で家族を養えるようになって、母は日本酒党、叔母はウィスキー党であったが、アルコールはひとくくりに「おとし」だった。
お客さんの入らない劇場のことを、「看護婦さんの団体」と言う。
今なら「看護師さんの団体」となるのだろうが、がら空きの客席の椅子の背にかけられた白い布が並ぶところからきている。
もう一つ、お金はギターのコードになぞらえて1.2.3・・・を「C,D、E…」と数える。
発音はどういうわけかドイツ風で「ちぇー(ツェーではない)、でー、いー・・・」。
1000円は「ちぇー千」、15000円は「ちぇーげー」、30000円は「いー万」といった具合で、キリのいい単位でしか使わない。
これがなかなか重宝することがある。
人前で、あからさまに金額が言えないときがそうだった。

古い芸人言葉で、お世辞にも上品とは言えないにしても、ちょっと遊び心のある言葉だと思う。
身内贔屓だと言われても仕方ないが、なんでもかんでも略してしまう今の言葉よりは色気があるとは言えまいか。






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【2008/06/17 22:37】 | 未分類 トラックバック(0) |
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