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長男の引っ越しまで約3週間という段になって、やっとアパートが決まった。
面倒くさがり屋の長男だが、さすがに重い腰を上げて、身の回りの物を詰めた段ボールを一つ二つと積んでいく。
いよいよ自立するんだなぁという実感が湧いてきて、心寂しい反面、少し肩の荷が下りたようでホッとしてもいる。
長男は長男で、社会に出る不安を隠しきれないとみえ、新入社員のネクタイはどんな柄にすべきか、出社は始業時間の何分前にするべきか、カッターはどの程度までの色柄なら許されるか等々、事細かに訊いてくる。
えへんえへん、私はあなたよりずっと長い間働いてきたからねともったいつけて、「常識の範囲内で」と答えた。
アバウトすぎるやん!と彼は言うが、職場によって「常識」は変わるのである。
まずは職場の人たちから可愛がられる新入りになることですなとアドバイスしておいた。

息子にはえらそうなことを言ったが、私が社会人になったとき、一番不安に思ったのは、学生のときの長ーい夏休みが、社会人にはわずか3、4日のお盆休みしか与えられないことだった。
辛抱できるかしら?
怠け者の私が考えそうなことである。
そのころは、半ドンだったがお役所と銀行は土曜日も営業していたし、週休2日なんて雲の上の話であって、隔週土曜日休みの企業でさえ高嶺の花だった。
まさか、学校まで週休2日になるなんて、思いもよらなかった時代である。
私が勤めていたのは残業の多い会社だったから、休み前の土曜日は胸がキュンとなるほど嬉しかった。
残業続きの会社の窓から見えるミナミの赤い灯青い灯が、どれほど恋しかったことか。
やっともらった冬のボーナスで、当時ミナミに開店したばかりの「THE GINZA」で買ったコートは、今でも大事にしている。

「面倒でもきちんと自炊して、無駄遣いはせぬように」と息子を戒めはするものの、若いころにしかできない楽しみがあるから、内心は「仕事もプライベートも、思いっきり楽しんで!」と思っている。
長男とともに積まれた荷物の体積分だけ、我が家の生活からごっそり抜けるのは心もとないが、
これも避けて通れぬ道。
ならば、パーっと桜吹雪も華やかに、晴れの門出といきたいものである。






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【2008/09/01 22:02】 | 未分類 トラックバック(0) |
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