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今夜、とうとう我慢できずに炬燵をだした。
冷え性の私は、上着一枚羽織ればしのげる寒さであっても、足首から先が冷たくてかなわない。
夕ごはんの下準備をあらかた済ませて、そそくさと炬燵に入ると、じんわり足が温まって、うつらうつらしそうになる。
そろそろ塩鯖を焼かなくっちゃ、大根をおろさないとと思うのだが、炬燵の魅力は大きい。
首まで炬燵布団をかぶると、ぬるめのお湯に浸っているようで、なかなか抜け出せなくなる。
そういえば、長男は炬燵を買ったのかしら

長男が自立して、一か月余りが経った。
経済的にままならぬので、そうせざるを得ないのだろうが、まめに自炊をしているようである。
彼は肉食なので、きちんと野菜を摂るかどうか、私としては心配の一つだったのだが、あにはからんや、「三五八(さごはち)」床で胡瓜や大根を漬けているという。
三五八漬け(さごはちづけ)とは麹で漬けたお漬物のことで、漬床が塩、麹、米をそれぞれ3:5:8の割合いになっているところからその名前があるらしい。
糠漬けのような手間がかからず匂いもないため、気軽に美味しい浅漬けを作ることができ、私も大変に重宝している。
もちろん、塩や麹といった材料をそろえて床を作るわけではなく、このあたりでは調合されたものがスーパーで一袋300円前後で売られている。
しかし、まさか長男がお漬け物を漬けているとは、夢にも思わなかった。

仕事帰りのスーパーで、スーツ姿の男の人が一人で買い物をしている姿を目にすると、長男もこんな風に買い物をしているのかなと思う。
スーパーのかごを手に、野菜や魚を買い求め、レジでお金を払い、大きな背中を丸くしてスーパーの名が派手に書かれた袋に、教えられたとおり重いもの硬いものから順に詰めているのだろうか。
膨れ上がった袋を下げてスーパーから出ると、冷たい雨が降っていたりしたらどうだろう。
炬燵もない部屋では侘しくて、溜息をついたりしているのではないか。

そんな話を友人にすると、
「案ずることはないのと違う?一人で買い物しているとは限らんよ」
「へ?」
「湯豆腐を肴に一人でちびちび呑んでいるなんて、侘しい絵を想像しているようやけど」
「……」
「おしゃれなお家イタリアンに素敵な音楽、ワインで乾杯なんて絵もあり!」

便りのないのは良い便り。
そういえば、引っ越し当初より、長男からの電話もメールもうんと減ったことに気がついた。

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【2008/10/28 22:07】 | 未分類 トラックバック(0) |
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