上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

昨日の夕方、長男が帰ってきた。
夕飯には何が食べたいかと訊くと、即座に豚カツ!という答え。
揚げ物は食べ飽きているでしょうと言うと、揚げ物は自分で作れないからと言う。
「鍋ものや刺身の方が食べ飽きてるわ」
「ま、贅沢な!」
「鍋ものは作りながら食べられるし、刺身もすぐに食べられるやん」
自炊しているのはわが息子ながら感心するが、よくよく聞けば酒の肴ばかりだった。

久し振りに親子三人で食卓を囲めば、職場のこと、学校のこと、最近観た映画のこと、音楽のこと、挙句は麻生さん小沢さんまで肴になって、用意していたビールはあっという間になくなり、慌ててコンビニへウィスキーを買いに走る始末であった。
めっぽうお酒に強い長男は、ほろ酔いになった私のころ合いをはかって、出汁昆布を持って帰りたいと言いだした。
彼は、私がほろ酔いになると気前良くなるとふんでいるのである。
癪だなと思いつつも、「羅臼はイヤやけど、函館で買った花折れでよかったら」と言ったが運のつきで、ローズマリーの蜂蜜、大事にとっておいた岩手県産の合鴨肉を提供してしまった。

私にも覚えがある。
結婚していたころ、実家に帰ると、「お母ちゃん、なんか(何かもって帰っていいもの)ない?」と言っては冷蔵庫をのぞいた。
母は「なんにもないで」と言いながらも、たとえお醤油の一本でも持たせてくれたものだ。
今になって、そのときの母の気持ちが分かる。

夜になって、長男から無事に着いた、昨夜はありがとうとの電話があった。
彼が小学生のころから、よそのお宅でジュースを一杯いただいても必ず報告するように、お礼の電話をしないといけないからと口うるさく言い聞かせてきた成果なのだろうか、あまりに律儀なのでちょっと可哀そう気がしないでもない。
初給料でプレゼントしてくれた、カットのきれいなグラスにウィスキーを入れて、「大きくなったな」と一人で乾杯する今宵でした。


スポンサーサイト

【2008/11/24 00:45】 | エッセイ トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。