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明日から師走。
「今年のよごれ、今年のうちに」のCMが流れだすと、今年こそ早めに大掃除を始めるぞ!と決意する。
決意はするが、仕事は忙しくなるわ、忘年会だクリスマスだと遊ぶことは多いわで、毎年お正月まであと3日という段になって大掃除をする羽目になる。
悪戦苦闘しているが、禁煙という一大事に踏み切ったことだし、いつもと違う私を自分自身にアピールするため、大掃除を少しずつでも始めることにした。

押入れを片づけるのは、とにかく時間がかかる。
よくまぁ、こんなに詰め込んでと我ながら呆れる量であることは確かだが、古いアルバムや手紙の束がでてきたりすると、もういけない。
つい、写真や手紙に没頭してしまうのだ。
片づけなければいけない本や雑誌、古着などが山と積んであるのに、その山に埋もれて、時折笑い声をあげたり、鼻水をすすったりしながら思い出にひたってしまうのである。
思い出にひたっているうちに外はとっぷりと暮れて、大した片付けもせぬうちに、夕飯の支度にとりかかる時間になっていた。
えらいこっちゃ!と言いながら、片付けきれなかったものを押入れに納め直していると、母の三味線のバチが入ったケースを見つけた。
なにげに手にとって蓋を開けてみると、蓋の裏に母の字で日付が書いてある。
ああ、そうだった、母は物に、買った日付を書き入れていた。
茶の間の時計の裏や電話の脇に置いてあるペン立ての底といった、目立たないところに書いてあった。
年末の大掃除になると、その日付を見ることになるのだが、何年間使ってきたのか一目瞭然で、愛着がわいてきたものだった。

なかなか素敵な習慣なのに、いつの間に忘れてしまったんだろう。
次に押入れを整理するときは、思い出せるかぎりの日付を物に書き入れよう。
それを見た息子たちが、今日の私のように、「俺も日付を書いておこう」と思ってくれるといいな。


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【2008/11/30 23:37】 | エッセイ トラックバック(0) |
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