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太宰治の「人間失格」を読んだのは、高校1年生の時である。
当時の私にとっては非常に衝撃的な作品で、以来、太宰治は好きな作家の一人になっている。
金木にある太宰治の生家「斜陽館」は、以前から行ってみたいと思っていた。
弘前に来たがこれ幸いと、JR弘前駅から五能線で五所川原へ、五所川原から金木までは津軽鉄道に乗り換える。


KNK13津軽五所川原駅は、強い風にあおられて煙る雪の中にあった。ひどい寒さだ。太宰の作品の中に、金木から五所川原まで津軽鉄道にのって煙草をお酒を買いに行くというくだりがあったが、なんという作品だったかな?思い出せなくて歯がゆい思いをした。(帰宅してから調べると、雀という作品の冒頭だった)


金木駅に着いて改札をでると、津軽三味線の音が聞こえてくる。
街灯にスピーカーが取り付けられていて、そこから流れてくるのだった。
金木は津軽三味線発祥の地なのだそうで、津軽三味線会館では、多目的ホールで生演奏を聴かせてもらった。
激しいバチ捌きで奏でられる太棹は男性的だが、押さえた弦をつまびくと、その音は哀愁を帯びる。
子供のころ、家で聴いた三味線の音とはずいぶん違う。強い音だ。




KNK11三味線会館を出ると、外はやや吹雪模様。
雪空と津軽三味線、ああ、津軽だなぁ
太宰治記念館「斜陽館」は、すぐ近くにあった。
立派なお屋敷だ。説明書によると、階下11室278坪、2階8室116坪、付属建物や庭園を合わせると宅地約680坪あるという。戦後になって津島家が手放し、昭和25年から平成8年まで旅館として多くのファンに親しまれたとのこと。


それにしても、寒い。おまけにお腹が空いてきた。
寒さとひもじさが一緒になると、やけに身にこたえる。
友人と二人で斜陽館前のお土産屋さんにとびこむと、小さな食堂があった。
これはありがたい!

KNK20さっそく熱燗を注文して、店内のメニューを眺めると、目にとまったのがご当地ラーメンというのか、「太宰らうめん」
太宰の好物がラーメンの具になっているのだそうだが、キャッチコピーが面白い。
「文学のお出汁です」
太宰が見たら、なんて言うだろう。



明日は、金木から津軽御所河原まで乗ったストーブ列車のお話です。



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【2008/12/10 21:16】 | エッセイ トラックバック(0) |
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