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金木の駅は混んでいた。
たいていの人が大きな荷物を持っていることから、たぶんストーブ列車目当ての観光客なのだろう。
金木から津軽五所川原駅までの運賃530円と、ストーブ列車券300円を購入。
昔懐かしい厚紙の切符の、駅員さんがぱちんとハサミを入れるタイプで、駅員さんに申し出れば、記念としてお持ち帰りOKである。

KNK25列車を待つ間に、友人と駅の売店に向かうと、あったあった!ストーブで焼くするめが!するめの隣には、ちゃっかり日本酒がカップ付きで並んでいる。迷わずお酒2本とするめを2枚買って、ふたたび改札口へ向かうと、「まもなく津軽五所川原行きストーブ列車がまいります」のアナウンスがあった。



乗客は一斉に改札口向いのホームへと移動。
雪に足をとられないよう、そろそろ歩く。
ホームに立つと、歯の根が合わぬほど寒い。
改札口では賑やかだった乗客の口を閉ざすには十分であった。


KNK17「あ、来た!」乗客の一人がそう言うと、みな一斉に顔を上げた。来た!ストーブ列車だ!屋根から石炭ストーブの煙を吐いている。待ちかねた乗客たちはモリモリ元気になる、ワクワクしている。




KNK25どっと車内に乗り込むと、タイムスリップしたかと見紛うほどのレトロさである。網棚はまさに網棚、椅子の背もたれは垂直のままで、窓の隙間からは雪が入ってくる。しかしながら、感じられるのは古さだけ、薄汚れた感じはしない。きっと、大事にされているのだろうなぁ



KNK32車掌さんが車内に入ってきた。
切符のチェックかと思いきや、ストーブに石炭を焼べに来られたのである。
乗客は一斉にカメラを向ける。車掌さんは、はにかみ屋さんとみえて、照れくさそう。
「車掌さん、いい男だね。独身者(ひとりもん)かい?」
レンズを覗いていた一人が車掌さんをからかうと、「はい、独身者(ひとりもん)です。ひとつ、よろしく」
車内にどっと笑い声が起こる。なんとも和やかな雰囲気だ。
いいっさなぁ、津軽







KNK6
金木駅で買ったするめを焼いた。
するめを焼く匂いは、なかなか個性的である。香ばしいとも言えるし、そうでないという方もおられる。いずれにしても、焼きするめの香りが車内いっぱいに広がるのだから、好き嫌いは二の次になる。
幸い、みなさん「香ばしい組」であったようで、2枚のするめをおすそ分けすると、気持ちよくかじってくださっていた。


五所川原まで、わずか30分ほどの乗車である。
ストーブ列車を縁に、乗り合わせた人たちとの会話も楽しく、30分では物足りなく感じたことだった。

五所川原に着くと、予定していた乗継列車が悪天候のため運休になっていた。
どうする?どうしようの選択肢は限られていて、結局、五所川原駅で3時間待ち。
待合室の温かいストーブ前に陣取って、いびきをかいた私たちでした。

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【2008/12/11 20:43】 | エッセイ トラックバック(0) |
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