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米沢は豪雪地だが、今年は雪がうんと少ない。
先週末はまとまった降雪になったけれど、昼にはとけて、道路はぬかるみ状態になった。
越してきて丸7年になるが、1月下旬から2月上旬の一番寒い時期に、こんなに雪の少ない冬は初めて。
この冬の真冬日も数えるほどで気温は高め、といっても、やはり東北の冬は寒い。
この時期になると、地元のスーパーに出回るのが、米沢の伝統野菜「雪菜」である。



ykn1先週末に立ち寄った産直のお店にも、雪菜が置いてあった。一番手前にある白い茎のお菜が雪菜。雪菜は名前のとおり、積った雪の下から掘り出して収穫する。大変に手間のかかった野菜なのだ。昔から、雪深い米沢の冬の貴重なビタミン源となっていたらしい。


雪菜のもっとも美味しい食べ方は「ふすべ漬け」
ふすべ→ふすべる=湯通しするという意味で、湯通しした雪菜を塩だけで2~3日漬けると辛味がでてくる。しゃきしゃきした歯ごたえとピリッとくる辛さがとても美味しい。
、この「ふすべ漬け」がとても難しい!!!
写真にあるとおり、雪菜にはふすべ漬けレシピがついてくることも多い。
レシピはいたって簡単。
3センチくらいに切った雪菜を笊に入れ、沸騰したたっぷりのお湯に笊ごと2~3秒つけ、上下をかえしてはもう一度笊を熱湯につける。レシピによっては、もう一度繰り返すとも書いてある。
湯通しした雪菜を冷水でしめ、塩をふった後、ビニール袋などに入れて密閉状態を保ち2~3日漬ける。
たったこれだけだが、とにかくうまくいかない。
ことわっておくが、うまくいかないのは私だけではない。
地元の人でさえ、はなから辛くなると期待することをやめた人もいるし、ふすべ漬けはばぁちゃんにおまかせという人も多い。
「いくらやっても辛くなんねぇから、辛子醤油ぶっかけて食うんだ」という人だっているのだ。

土曜日、性懲りもなく、また雪菜を買った。
この冬、何度買ったことかと臍を噛む。
買う度に今度こそと腕まくりをするのだが、漬けあがった雪菜がふやけた白い菜っ葉になった。
「今度もダメかな」
と思いつつも、意地になっている。
今年は雪が少ないから、雪菜もあと少しで終わるかもしれない。
ならばと、もう一度レシピを反芻してみた。
ふすべ→ふすぺる=湯通しする
湯通しが最大のキーポイントであることは分かっていたつもりだったけれど、2回目、3回目に湯通しするときの温度をもっと上げてみてはどうか。

後はいつも通りの手順で漬けた雪菜。
今日の夕方、おそるおそるつまんでみると……
やったーー!!ピリリと辛いぞ!シャキシャキしているぞ!
ものすごく嬉しかった。雪菜は気難し屋で次回もうまくいくとは限らないが、それでも嬉しかった。
お願いしていたお米を持ってきてくださったKさんにも食べてみてもらうと
「あら、美味しい。ピリッとして、ふすべ漬けになってる」と褒めてもらった。
嬉しかったけれど、「こうなるまでに雪菜4把が犠牲になりました」とはとても言えない。


ykn2

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【2009/02/03 23:09】 | エッセイ トラックバック(0) |
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