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昨日、次男の高校の卒業式に列席した。
卒業式や入学式はなぜか寒い日が多いが、昨日も雪のちらつくお天気で、薄手の式服ではかなりこたえる寒さであった。
次男が3年間お世話になった高校は、どちらかと言えばお堅くて地味なイメージ。
弾けたい盛りであるはずの女の子は、誰ひとりとして髪を染めず、制服は野暮ったい紺色のブレザーと同色のスカートだし、男の子は昔ながらの黒の詰襟である。
「学生らしくてよろしい」と大人のウケは良いと思われるが、よくよく見ると、スカート丈を少し短くしたり、詰襟のカラーを外したりと子どもたちのささやかな抵抗の跡があったりする。

式典は型通りというか、ありきたりな感じであった。
卒業証書は担任の先生が卒業生の名前をずらりと読み上げて、代表が証書を校長先生から受け取るというパターン。代表者の礼までがいかにもマニュアル通りで、少々味気なく思ったりもした。
ま、こんなもんでしょうと思いつつ、式典が終わった後、式次第に書かれた「最後のHR」に向かった。

HRというだけあって、それぞれの教室で行われる。
学生だけですでに目一杯の教室に保護者がわんさと集まるのだから、教室は満員御礼状態であった。
担任の先生は保護者に挨拶をされた後、教壇にたって式典で代表が受け取ってきた卒業証書を、クラスの一人一人に手渡された。
それとともに、先生は晴れて卒業する子供たちを包み込むような口調で、今までの日々が凝縮されたエキスとでもいうべきコメントを一人一人に贈られた。
それを受けた生徒は恥ずかしそうに、誇らしそうに、笑って泣いて、コメントを述べる。
コメントはそれぞれだったが、全員に共通していたことは「楽しかった、ありがとう、また会いたい」

考えてみると、式典で代表者が証書を受け取るというパターンが味気ないと思うのは、保護者よりも卒業生と担任の先生のはずだ。
あらためて「最後のHR」で、担任の先生から卒業証書を受け取っている生徒と先生の間には、たとえ親といえども入っていけない空気が流れていて、その厳かなこと!
今まで「学校の先生」という職業に憧れたことはなかったが、昨日ばかりは心底「学校の先生」を羨ましく思った。

最後に、思い出深い合唱コンクールで歌った「青春譜」をもう一度歌おう!ということになり、子供たちは弾けるようにピアノが置いてあるコモンホールへ。
デジカメやビデオカメラを持った保護者たちは、かさばるコートや荷物を持て余しながら子供たちの後を追った。
コモンホールは南側がガラス張りで明るい。
静かに子どもたちの合唱が始まると、ガラスの向こうは春の淡雪といった風情の雪がちらちらと舞っている。
やがて曲がクライマックスに入ると、雪は激しく降り出した。
ちょっと気恥ずかしくなるくらい、お誂えむきすぎるロケーションであった。

後半は、親も子も感動しきりの卒業式。
これだけ感動するということは、子どもたちにとってよほど楽しい3年間の高校生活だったのだろう。
親としてこれほど嬉しいことはない。
ありがとうございました。
後は、3月6日に「サクラサク」の報告をもって恩返しができることを祈るばかりである。



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【2009/03/03 23:40】 | エッセイ トラックバック(0) |

No title
あやこ3
 次男さん、ご卒業おめでとうございます。
入試真っ只中で、落ち着かなかったと思いますが、
心に残る日になり、何よりです。
senjuさんも、大きなお役目、よく頑張られました。
重ねて、おめでとうございます!




No title
senju
あやこ3さん、こんばんは。
ありがとうございます。心にしみるお言葉、とても嬉しいです。
感動の卒業式が終わって合格発表までのここ数日間は、無風状態の生活で、
それがかえって落ち着きません。
待つ身は辛いです。


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コメント
この記事へのコメント
No title
 次男さん、ご卒業おめでとうございます。
入試真っ只中で、落ち着かなかったと思いますが、
心に残る日になり、何よりです。
senjuさんも、大きなお役目、よく頑張られました。
重ねて、おめでとうございます!


2009/03/04(Wed) 17:22 | URL  | あやこ3 #-[ 編集]
No title
あやこ3さん、こんばんは。
ありがとうございます。心にしみるお言葉、とても嬉しいです。
感動の卒業式が終わって合格発表までのここ数日間は、無風状態の生活で、
それがかえって落ち着きません。
待つ身は辛いです。
2009/03/04(Wed) 21:17 | URL  | senju #-[ 編集]
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