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日本全国、猛暑に見舞われている。
特に西日本の暑さは酷いようで、大阪、京都に住む友人からは連日
「暑くて、暑くて。クーラー無しでは生きていけません」とか
「色気なんてどうでもいいわ。タオルを首に巻いて仕事をしています」などなど、気の毒なメールが届く。

東北とはいえ、私の住んでいるところは盆地であるから、日中は30度を軽く上回る。
しかしながら、ありがたいことに夜は熱帯夜になることはなく、隣家が離れていることもあって、夜でも遠慮なく家中の窓を開け放つことが出来る。
用心深い次男が「いやいや、おかん、窓の開けっ放しは、なんぼ田舎でも無用心やで」と言うが、私は聞く耳をもたず、平気の平助である。
昼間とは打って変わった涼しい風に縁側の風鈴が「ちりん」と揺れ、なんという名の虫だったろう、「スイーッチョン、スイーッチョン」と小気味よい声が庭から聞こえてくる。

ここらあたりのスーパーでは、お盆休みの帰省客を迎える準備で随分と賑やかである。
葡萄や桃、西瓜などの果物、立派な「夕顔」をはじめ夏野菜が所狭しと並べられ、館内に流れるBGMまでがいつもよりアップテンポだ。
夏休みを利用して、親御さんより一足先に田舎へ帰ってきた子供たちが、おじいちゃん、おばあちゃんと楽しそうに買い物をしているのも微笑ましい。
両親はすでに亡く、お盆休みに大阪へ帰ったところで、友人知人は旅行に出かけてほとんどが留守という寂しい身の上には、胸が痛くなるほど羨ましい光景である。
なんだかちょっと気が沈む今宵、目を奪われるような月が出ていた。

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ああ、こんなにきれいなお月様が見られるのなら、ちょっとくらい寂しくてもずっとずっとここに住んでいられそう。
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【2006/08/10 23:19】 | 未分類 トラックバック(0) |
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