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昨夜、夕食を終え一段落してからパソコンの前に座ると、「みぃ」と鳴く声が聞こえてきた。
はたと耳を澄ませて方向を測ると、どうやら我が家の西側辺りではないか。
「みぃ」は2度ほど続いたかと思うと、ぴたりと止まってしまった。
そろそろ10時になろうとしている。
目はモニターを睨んでいても、視覚まで聴覚に動員したかのごとく何も見てはいず、「みぃ」の声を聴き落とすまいと息をひそめた。

「…ぃ、みぃ」
かぼそく、泣いているように思われた。
声からして、きっと子猫だろう。
明日の朝は9度まで気温が下がるとの予報、子猫の体力を奪うには十分ではないか。

懐中電灯を手に、外へ出てみる。
我が家の周りは街灯が少なく、懐中電灯だけでは照らす範囲が少なすぎてもどかしい。
子猫はうんともすんとも鳴かない。
おびえたのか、それともどこかへ行ってしまったのか。
深夜のことゆえ、小声で「ニャー」と鳴いてみる。
反応はない。
いや、オバサンの声の「ニャー」では、よけいにおびえさせたかもしれない。
しばらく待ったけれど、子猫の声も姿も探せず。
すごすごと家に帰った。
パソコンの前に座ってしばらくすると、「みぃ」
再び、懐中電灯を手に……
昨夜、この繰り返しを何度したことだろう。
結局、あきらめて布団に入ったのは午前1時を回っていた。

そして、今朝、子猫を掌で温めている夢をみた。
よほどお腹を空かせているんやわ、必死で鳴いているもん
と思ったところで目が覚めたが、実際に窓の外から「みぃ みぃ」が聞こえてくる。
時計は午前5時になるところ。
パジャマの上からスエットを着て、子猫を探しに表へ出た。
6時前には次男も一緒に探したが、子猫は見つからないまま。
寝不足となんとも切ない気持で出勤した。

今夜もパソコンの前に座っている。
幸か不幸か「みぃ」は聞こえてこない。
幸だよな、きっと誰かの掌で温めてもらっているよな。
次男にそう言うと、「当たり前やん、そうでないと、また今晩寝られへん」
今夜は親子共に、ぐっすり寝ます。




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【2009/05/26 22:55】 | エッセイ トラックバック(0) |
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