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今日から7月。
昨日今日と梅雨らしいお天気だが、たった2日間雨が続いただけでもうんざりする。
雨はどうも苦手。何より傘を持つのが好きではない。
原因は子供のころにあるかもしれない。

小学校低学年のころだと思うが、私がもっていた傘は赤い布製だった。
布は多少なりとも水をはじく加工が施されていたかもしれないが、ざんざん雨が降っては傘は水を吸って重くなり、果ては骨を伝って滴が垂れてきた。
赤色も濡れては黒っぽい赤になり、陰気なことこの上ない。
私はナイロン製のピンク色やオレンジ色の、可愛いお花がいっぱいプリントされた傘を持ったクラスメイトが羨ましくてならなかった。
―― 今もっている傘がなくなれば、可愛くてステキな傘を買ってもらえるかもしれない
子供なりにも狡い考えをおこした私は、わざと布製の傘を学校に置き忘れ、母に傘をなくしてしまったと訴えた。
「しゃぁないなぁ(仕方ないな)。明日も雨やって言うてるしなぁ」
じゃぁ買ってあげよう、母が言ってくれるかと目をらんらんとさせたが
「明日はおばあちゃんの傘、借りて学校へ行きや」
祖母の傘は、男の人が持つこうもり傘と見紛う地味な傘であった。

社会人となってからも、傘には随分とお世話になってきたが、
雨天の飲み会の度に、傘をお店に置き忘れて帰った。
あまりに置き忘れるものだから、あるとき、ちとお高い傘にすれば懲りるだろうと我が身を戒めることにした。
購買価格8000円也。
ブランド名は忘れても、価格を覚えているところがいかにも大阪人。
当時の22やそこらの小娘OLが買うには随分高い代物であった。
細身の傘であったが決してヤンキー臭くなく、持ち手の部分に付いた金属がゴージャスで虚栄心を満足させてくれた。
しかしながら、やはりというか。
かなりのお気に入りであったにも関わらず、購入後ひと月もしないうちに失くしてしまったのである。

あれ以来、傘はうんとリーズナブルなもので済ませている。
ひょっとしたら、母に嘘をついたバチがあたったのかしらん?

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【2009/07/01 22:34】 | エッセイ トラックバック(0) |
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