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今日、買い物帰りに「あじまん」を二つ買った。
「あじまん」とは、この辺りのスーパーなどの入口近くに構えた小さな店舗で売っているお饅頭のことで、太鼓型の生地の中にぎっしりと粒あんが入っている。
甘党の次男が喜ぶだろうと買って帰ったのだが、ほかほかの「あじまん」は家で食べるより、その場で食べる方が美味しいのではないかと思う。

子供のころ、買い食いをしてはいけないと教えられていた。
行儀が悪いからというのがその理由だったが、お稽古ごとの帰りに、こっそり持ってでたお小遣いで、駅前のコロッケを買うのが何よりの楽しみだった。
一緒にお習字を習っていたアッちゃんと二人、間口半間の小さな店の前に立ち、
「おっちゃん、コロッケちょうだい」
「(無愛想に)1つずつか?」
「うん、生のん(衣がついた状態でまだ揚げていないコロッケのこと)を揚げてな」
「(ますます無愛想に)コロッケ1つ2つやのに、油、使わされて、火も使わされて、えらい損や」
おっちゃんはぶつぶつ文句を言いながらも、すっかり褐色になった油に“生のん”を滑り込ませるのだった。
おっちゃんに嫌みを言われようが行儀悪かろうが、アッちゃんと歩きながら食べて帰ったコロッケは本当に美味しかった。
大阪の下町は、買い食いの材料に事欠かない。
コロッケの他に、たこ焼き、回転焼き(あじまんと同類)、いか焼き、白焼き(小麦粉を水でといただけの生地を薄く焼いてソースを塗ったもの)などなど、子供にとっては魅力あるご馳走であった。

そんな話を次男としていたら、次男が「たこせん」はなかったのかと訊く。
「たこせん」とは、コンビニの100円菓子などで売っている「えびみりん」というおせんべいで、たこ焼きを2~3個サンドイッチしたものである。
「俺、友達の家で遊んだ帰りに、みんなとよう(よく)食べたわ」
きっと、美味しかったのだろうな。
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【2009/12/04 23:00】 | エッセイ トラックバック(0) |
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