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コース料理は、料理を出すタイミングがとても難しいのではないかと思う。
食事にかける時間はお客によってまちまちだから、対応にあたる女将さんがある程度のあたりをつけるのだろうか。
接待か友達同士か、会社仲間か同級生か、年齢やお酒を飲む飲まないでも大きく変わってくるだろう。
お客を決して待たせず急かさず、料理が一番おいしい状態で出されるタイミングは、長年の経験と勘がなせる技だと思う。

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いい年をして、思わず歓声をあげた。
敷き詰められた朴葉の上に、つとに包まれたむかごおこわ、里芋田舎煮、玉こんにゃく煮の横に添えてあるのは田螺、焼き柚子の中には木の実、小さいのにきっちり六方剥きされた慈姑と東北の里山をイメージさせるお料理だ。朴葉の下には松葉とほんの小さい炭が入っているので、燻された朴葉と松葉の良い香りがする。
上る煙は囲炉裏を思わせた。


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ご飯は、お茶漬け鰻と香のもの。手前の小さな器は若布のお味噌汁。お腹がじゃぶじゃぶしないよう、ちょうどいい量のお味噌汁だ。
お店のご主人は京都で修業されたと聞いている。
「主人を追いかけて京都へ行きましてね。押しかけ女房なんです」と女将さんが楽しそうに笑っておられたことを思い出した。
お茶漬け鰻は京都の友人が送ってくれたことがある。女将さんが用意されたお茶は、やっぱりお番茶。香の物は、ああ懐かしい糠漬けであった。浅漬け胡瓜を一口ほおばると、糠のまぁるい香りがした。



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すっかり満足したお腹をさすりさすり電車に乗ったが、仙台に着くとまだ9時過ぎ。
腹ごなしを兼ねてふらりと歩くと、始まったばかりのイルミネーションがとても奇麗だった。

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【2009/12/15 23:37】 | エッセイ トラックバック(0) |
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