上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

私は鯖が好きだ。
塩鯖でも生の鯖でも、とにかく鯖が好きなのだ。
「鯖の生き腐れ」という言葉があるくらい鯖は傷みやすいのが難点だけれど、安価で美味しい上に手に入りやすいときている。
私の母は料理が得意ではなかったけれど、鯖の煮つけ(大阪では「鯖の炊いたん」という)だけはとても上手だった。
どうしたらあんな風にできるのか、主婦歴28年、今まで500匹以上の鯖を煮てきたと思うが、未だに母には及ばない。
煮つけは母に及ばないとしても、私の作る〆鯖(大阪では生ずしという)を母は美味しいと言ってくれた。
それが忘れられなくて、私は魚屋さんへ行くたびに、良い鯖はないかと探す癖がついた。

昨夜、職場を去った元同僚が遊びに来てくれることに。
季節はそろそろ秋鯖の美味しい頃だ。
彼女に「美味しいね」と言ってもらいたくて、私はせっせと〆鯖を作った。

「うん、美味しいよ」
「そう?ありがとう」
「でも、もう少し甘くない方がいいな」
「やっぱり?どうしても関西風になってしまうからなぁ」
お造りにした〆鯖の半身をつつきながら、そんなやり取りをして秋の夜長を楽しんだ。
元同僚が帰った後、私は〆鯖の残った半身を棒寿司にして、一晩寝かせた。

そして、今夜。
いやぁ、棒寿司のホントに美味しいこと。
自画自賛、自惚れ、思いこみ、なんとでも言ってもらって結構、ホントに美味しいんだから。
母が元気だったら、なんて言うかな。
来年は母の17回忌だ。




スポンサーサイト

【2011/10/11 21:47】 | エッセイ トラックバック(0) |
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿
URL:

Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。