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今日は雪ではなく、雨降り。
雨に打たれた道端の雪が段々と後退していくのを見ると、冬を乗り切った実感がわく。
今年はとにかく雪道を歩いた。
昨年までは、冬になると職場の同僚や友人が時々会社まで車に乗せてくれたのだが、同僚は退職し、多忙を極めた友人は「悪いね、車に乗っけてやれなくて」と申し訳なさそうに言ってくれる。
「とんでもない、私の方こそ気を使わせしまって・・・。ごめんね」なーんて言ったけれど、この豪雪の中、毎日歩いて出勤するのは正直なところ閉口した。
いつまでも雪道に慣れない私の足で、出勤に要する時間は雪がない時のおよそ1.5倍。
除雪が追いつかない歩道は、ひざ下10センチの積雪量ゆえ泳ぐように歩き、滑りやすい凍結した雪道は歩幅を狭く、そろそろと歩く、といった具合の45分間なので、会社に着くと汗びっしょりになる。
帰りは帰りで、通勤路+スーパーへの買い物路になるので、軽く1時間は雪道を歩くことになるのである。

「大阪へ帰ろうかな」今年は何度そう思ったことだろう。
静寂のモノトーンを一人歩く寂しさが身に堪えたか、大阪のごちゃごちゃした商店街や往来の騒がしさがやけに恋しい。
「なんぼ仕事が無いていうても、そっち(米沢)よりはましやで」と友達が言っていたから、まだやり直せるかもしれないと考えたりもした。
だけど・・・・・・。大阪へ帰ったら、きっと米沢を懐かしく思わない日はないだろう。
今、私が大阪を恋しく思うよりもっと、米沢を恋しく思うにちがいない。
そのことに耐える方が辛いような気がして、現状維持のまま3月を迎えたのだった。

今朝、雪が溶けて顔をだした、ほんの少しの地面に小さな草が葉を出していた。
名前があるのだろうけれど、ふだんは「雑草」と一括りに呼ばれる草の緑の鮮やかなこと!
思わずくんくんと鼻を空に向ければ、かすかに土の香り。
胸にじんとくる四季の移ろいに思う。
「米沢さ、離れらんにぃな」




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【2012/03/05 22:51】 | エッセイ トラックバック(0) |
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