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お酒のうえではもちろんのこと、普段の生活上でも私の失敗談は数尽きない。
その失敗の一番の原因は、どうやら私の思い込みの強さにあるようだ。

先日、ある知人と「本」の話題になったときのこと。
私が「井伏たるじの本って、読んだことないわ」と言うと、知人はきょとんとした顔をしている。
やや間があって、「ねぇ、それって井伏鱒二の間違いじゃない?」
私は今まで、「鱒二」の「鱒」が、魚偏ではなく木偏だとずっと思い込んでいたのである。

私以上に思い込みが強かったのは、私の母である。
私は結婚する前まで、オフコン(懐かしい言葉です)のプログラムを組んでいて、外注で仕事を受けることもあった。
ある日、「ピーエスケー」という小さなソフト会社の柿崎さんとおっしゃる方が、私に仕事を出してくださることになった。
携帯電話などない時代のことだから、柿崎さんは我が家にお電話をくださった。
あいにく私は留守にしており、電話口に出たのは母だった。

「ピーエスケーの柿崎です」

カタカナが混じった言葉を聞いて、大阪の漫才師だった母は芸能プロダクションか、あるいは同業者からの電話だと思い込んだのだろう。

「おはようございます。ピー助師匠ですか」
「はぁ?いえ、柿崎ですが」
「え?ピー助柿の木さん?」
「…、あの、プログラムのことでお電話したのですが」
「ああ、ブロマイドのことですね、それやったら2.3枚、送らせてもらいますけど」

後日、私は柿崎さんに我が家の事情を話し、平謝りに謝った。
柿崎さんは「いえいえ」と言いながら、手をちいさく顔の前で振って折られたが、どう見ても、笑いをこらえるのに苦労されている様子だった。

私のとんだ思い込みを、ブログに載せて世に発信しては、恥ずかしくて外も歩けなくなる。
というわけで、本棚の隅っこに追いやられていた広辞苑が、パソコンの隣りに
御座す今日この頃である。
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【2006/09/26 22:45】 | 未分類 トラックバック(0) |
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